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なぜ子どもたちはサッカーをするのだろう

Hola!!

先日、友人から「サッカーをしている息子を強いチームに移籍させた方が良いのか迷っている」という相談がありました!

友人の息子さんは小学1年生ということもあり、僕は「本人が強く移籍を求めてきたり、今のチームに相当の不満がない限りはそのままのチームで良いと思う。」と伝えました!

以下の文章は《ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする》という中野吉之伴さんの著書の「はじめに---」の一部分です!

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なぜ子どもたちは、サッカーをするのだろう

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『子どもたちは、何のために練習に来ているのだろうか?』

ドイツは2000年のヨーロッパ選手権で予選リーグ敗退という大きな挫折を経験しました。

当時のドイツは、ジュニアサッカーの現場にまで【勝利至上主義】が蔓延していました。

「上手くなるため」に、「試合に勝つために」という大義名分で、子どもにも“走ること”“戦うこと”“ミスをしないこと”ばかりを要求していたのです。

そのため、「フィジカルやメンタルの強さが足りない」「わがままなプレーばかりする」という理由で、適切な指導を受けられない子どもがたくさん生まれていました。

それにより多くのタレントの種が開花することなく、サッカーをやめてしまいました。

これはとても悲しいことです。

このことから、ドイツサッカー協会は【勝利至上主義】を見つめ直しました。

子どもたちがグランドに来るのは、「上手くなること」や「強くなること」、ひいては「プロサッカー選手になること」だけを目指しているからなのか。

その偏った考え方こそドイツサッカーが低迷した原因ではなのではないか。

そして次のような答えを出したのです。

子どものサッカーは大人のサッカーの縮小図ではない。

子どもたちはサッカーというゲームを楽しむためにグランドに来ている。

この理念を絶対に忘れてはならないと肝に銘じ、プロクラブのユースアカデミーから町のサッカークラブまで、ドイツサッカー協会はあらゆる環境の整備を始めます。

年代別の適切なトレーニングを教え広めるのはもちろんのこと、公式戦の日程や仕組み、子どもの体調管理に関することまで、無理なくどんなクラブでも取り組むことができるプログラムを作り上げていきました。

2001年頃から始まったこのチャレンジは、少しずつ、しかし確実に実を結んでいきました。

子供の純粋なサッカーへの想いを壊さずに、そこから出てくる才能を見逃さずに、じっくりと時間をかけて向き合っていく。そうしたサッカー感がドイツサッカー全体に浸透していったのです。

2000年のヨーロッパ選手権グループリーグ敗退から14年が経った、2014年のワールドカップはその集大成でした。

新しいサッカー観の中で育った20代前半の選手たちが躍動し、見事にドイツ代表を再び世界の頂点に押し上げたのです。

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当時のドイツは、ジュニアサッカーの現場にまで【勝利至上主義】が蔓延していました。

「上手くなるため」に、「試合に勝つために」という大義名分で、子どもにも“走ること”“戦うこと”“ミスをしないこと”ばかりを要求していたのです。

そのため、「フィジカルやメンタルの強さが足りない」「わがままなプレーばかりする」という理由で、適切な指導を受けられない子どもがたくさん生まれていました。

それにより多くのタレントの種が開花することなく、サッカーをやめてしまいました

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現在の日本にこういった現状があるのではないでしょうか?!

「上手くなるために」「試合に勝つために」という理由でスクールやチームを選ぶ保護者の方も少なくないと思います!

実際に、子ども自身は「今のチームが楽しい」と言っているにもかかわらず、親主導で移籍を選択する事例もあります!

子どもたちは「なぜ、何のためにサッカーをしているのでしょうか?」

「上手くなるために」や「試合に勝つために」という目的はもちろん大切なことだと思います!

しかし、その気持ちが“本人の内側から湧き出てきているものなのか”が大切です!

そしてその気持ちを引き出すには、“楽しい”という感情や“安心”できる環境であることが重要になります!

時間に追われ、レベルを高めることだけが目的となり、目の前の子どもの本来の姿と向き合うことが出来ずに、ただただ苦しく厳しいだけの競争という名のレースへと乗せようとするのは、子どもに「サッカーが上手くなってほしい」と願う気持ちとは真逆の結果を招いてしまう可能性があることも知っておいてください!

競争に勝てば一定の成功と言われる舞台には立てるかもしれません!

しかし、競争に負けてサッカーを辞めてしまう子も一定数はいるということ!

そして、何をもって成功なのか?!

全国大会に出場すれば、掛け替えのない何かを手にすることが出来ると考えている人もいるかと思います!

僕は小中学校時代には関西トレセンに選ばれ、高校時代は4回全国大会に出場、大学でも全国大会準優勝と多くの人が目指している経験を運よくすることが出来ました!

ただし、学生生活を終え、社会に一歩出るとこれらの経歴は一切助けになりませんでした!

会社員時代はもちろんのこと、サッカーの指導者という職に就いたにも関わらず。。。

サッカーは決して「全国大会に出場するため」「日本一になるため」だけにやるものではありません!

どうしても「全国大会」や「日本一」になりたいという人は、仕方ありませんが、、、

「世界で活躍すること」や「社会に出て活躍すること」、「人生を豊かにする」ということを望むのであれば、苦しく厳しいことに耐えるという競争には参加しなくても大丈夫です!!

練習量や走る量、苦しいことに耐えるということを極めてサッカーが上手くなるのであれば、日本はとっくに世界一のサッカー大国になっているはずです!

でも実際はどうでしょうか?!

個人的には、世界との差は開いているのではないかと感じています!

だからこそ、今までの“当たり前”を見直さなければいけないと考えています!

この育成年代サッカー研究所/イコエフサロンでは、日本の育成年代サッカーにある“当たり前”を変えていくために活動をしていくので、共感をして頂ける方は是非サークルにご参加して頂きお力添えをお願いいたします!


子どもたちがサッカーを楽しみ、サッカーを通して人生を豊かに出来るように!

そして、日本のサッカーが発展させるために!!

《早くいくなら1人で進め、遠くへ行くならみんなで進め》という言葉があるように、みんなの力で時代を動かしたいと考えています!

当面の目標としては、子どもたちが安心してサッカーを楽しめる環境を作り広めることと、サッカーを体系的に学ぶことが出来る環境を創っていきます!

そしてまずはキッズから社会人まで(ユース年代も含む)、男女問わずサッカーを継続できるクラブ創りを目指して活動をしていきます!

皆さまのご支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします!

皆さまと一緒に明るい未来を迎えられることを夢見て!

サッカー“で”生きるのではなく、サッカー“と”生きる!

生駒FC 奥田智

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奥田智/楽しいサッカー普及隊長
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