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『サッカーの教科書』が必要な日本のサッカー

Hola!!


今回はこちらのtweetについて自分なりの見解を述べさせてもらいたいと思います!


まず前提として、ここに出てきている「(育成年代のサッカーにおいて)ここ2年でビルドアップをするチームが減り、リスクを回避してロングボールを選択するチームが増えた」という言葉は、JFAの方が話をされていた内容になります!

今回、問題提起をしたいことは2点あります!

1つ目は<なぜリスクを回避してロングボールを選択するチームが増えたのか>


僕なりの結論としては、『全国大会があるから』だと思います!

小学生年代は顕著な例だと思いますが、“全日本U-12選手権(全日本少年サッカー大会)”のためにサッカーをしている子や親御さんが一定数います!

小学生年代で、目の前の結果を求められれば背が高くて、走るのが速い選手をセンターバックとセンターフォワードに配置してロングボールを選択すれば、目の前の試合に勝つ可能性は高くなると思います!

サッカーをするということは、「試合に勝つために」プレーをするのでこういった考え方は間違いではありません!

しかし、何も考えずにボールがくれば、とりあえずロングボールでセンターフォワードの選手へ蹴るということだけをやっていては、選手1人ひとりの“認知・判断”の能力が高まることがなく、戦術メモリーが溜まっていきにくくなります!

日本でいう“個の育成”ということでは、ロングボールの精度が高くなり、センターフォワードの選手のロングボールへの対応が上手くなるということは実現できるし、何よりも試合に勝つという結果は出やすいと思います!

JFAは、こういった「リスクを回避するためのロングボールを蹴るチームを減らしたい」と言っていますが、

なぜこういった状況になっているのかというと、『小学生年代の全国大会があるから』だと思います!

選手や指導者が悪いのではなく、現状の環境がそうさせてしまっているということ!

日本を出て世界を見渡すと、小学生年代で全国大会をしている国がありません!
#すべての国のことを知らないのでもし小学生年代で全国大会をやっている国があれば情報を教えてください

今の日本の育成年代のサッカーは選手も保護者も、指導者も多くの人が“全国大会”や“県大会”で勝つためにサッカーをしている現状があります!

その目標を達成するためには、リスクを回避してロングボールを蹴るサッカーを選択しやすくしています!

なので、JFAの方が「リスクを回避してロングボールを選択するチームが増えると個の育成ができないので、目の前の結果と育成のバランスを考えてください。」と言っていることは矛盾していると感じています!

結論としては、JFAが全国大会を廃止すれば、県協会が県大会を廃止すれば問題は解決するのではないかと述べさせてもらいます!

サッカー先進国の国々で取り組んでいるような、力の拮抗したチームのリーグ戦を作り、負けても次に試合があり年間を通したリーグ戦の中で順位を争っていく仕組みができれば、ロングボールだけのサッカーが減るだろうし、10点差以上の差がつくような、どちらのチームにもメリットや学びがない試合も極端に減らすことが出来ると思います!

こういったことはサッカーを学んでいる人や、子どもたちのことを本気で考えている人の多くは知っているし気付いていると思います!

しかし、大人の事情で変えられないの日本の現状です!

このままでは、悲しいことにいつまで経っても変わることがありません!

日本のサッカーが世界に追いつくことや、サッカーがいつも身近にあるようなサッカー文化を創ることは出来ません!

僕が初めてスペインに行って育成年代のサッカーを見た時に感じたことは、『日本が世界のサッカー先進国に勝つことは絶対に出来ないんじゃないか』ということでした!

ただ、今は絶対に勝てないとは思っていなくて、日本のサッカーは伸びしろがたくさんあるので環境を変えることが出来れば、世界の強豪国の仲間入りが出来るのではないかと考えています!
#まずは環境を変えることができれば

長々となってしまいましたが、1番の願いはJFAが一気に仕組みを変えてくれることですが、そう簡単にはいかないことは理解しているので、小さいことから自分たちで理想の形を創っていくことだと思っています!

ということで、
来年度から1日1試合のリーグ戦を作って実践してみようと計画を進めています!



そして2つ目の問題提起は、

日本にはサッカーの教科書がないということ


「ビルドアップ」とは何か?

「個の力(個の育成)」とは何か?

JFAの方の言葉や、tweetの皆さんからの反応を見ていると同じ言葉に対する考え方がバラバラなので、議論がしにくいし不必要な議論になってしまっていると感じました!

僕も約30年間、トレセンにも選ばれ日本では全国大会に出場するようなレベルのクラブでプレーしましたが、学ぶことがなかったことがスペインのサッカーにはありました!

それは決して難しいことでなく、サッカーの基礎的なことである『サッカーの教科書』でした!

日本でサッカーをしてきて、指導者のライセンスを取得しても出会わなかった『サッカーの教科書』!

土台となる基礎的な部分を知ることが出来れば、サッカーの質やサッカーを見る目が変わり、議論の内容も変わっていくのではないかと思っています!

本当に触りの部分だけですが、サッカーの構造について話をしているので、もし良ければご視聴ください!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

僕自身もスペインサッカーから学んでいる『サッカーの教科書』を勉強中です!

将来的にはオンライン講座を実施したいと思い、資料の作成に日々取り組んでいます!

なので、「サッカーの構造」に関するオンライン講座をモニターとして受けて頂ける方を募集させてください!

60分~70分でまとめたいと思いますが、お時間をいただける方がいればコメント欄や直接ご連絡お願いいたします!

資料を見ながらお話させてもらう内容を聞いて頂いて、率直なご意見を頂戴したいです!

オンライン講座をスタートさせた場合は、有料とさせて頂く予定ですが、今回はモニターとしてご意見をいただけることを条件に無料で実施させて頂きます!

先着で3名ほどお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします

日本のサッカーに不足していると感じる『サッカーの教科書』について一緒に学んでいきましょう!

日本の育成年代を進化させ、新しいサッカー文化を創ること!

それは、大人も子どももみんながサッカーを楽しみ、サッカーを通して人生を豊かに出来るような環境を創ることだと考えています!

こういった未来を迎えるために、皆さんのお力添えをいただきたいので今後ともよろしくお願いいたします!

それでは、Hasta luego-!!

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奥田智/楽しいサッカー普及隊長
もし良ければサポートをお願いいたします。 サポートして頂いたお金は生駒FCの子どもたちがより良い環境でサッカーをするための資金として大切に活用させて頂きます。