技術だけを取り出したトレーニングの意味は?!
Hola!!
わたしたちは【サッカー】をどのように捉えるべきなのか?!
一緒に考えていきましょう!!
サッカーというスポーツの捉え方について
わたしたちは学校教育で、足し算を勉強したら次は引き算、引き算の次は掛け算、割り算と順を追って勉強していく方法をどの教科においても行い、身体と頭に染みついている場合が多いと思います!
#1 +1=2という基本的な考え方
「〇+〇=9」や「答えが100になる式を考えてみよう」というような発想で考える習慣はあまりありません!
また、日本で昔から行われている主なスポーツと言えば、相撲や柔道、空手、剣道など個人スポーツが挙げられます!
順を追って型を覚え身につけていくという考え方があると思いますし、日本で長年愛されている野球についても基本的にはピッチャーとバッターの1VS1で、状況が目まぐるしく変化するかと言えばそうではありません!
「1アウト1塁2塁」という状況は何度も起こり得ることですし、その状況で行うべきプレーは限られていて、ベンチからの監督のサインに従うということもあります!
しかし、サッカーというスポーツはどうでしょう?!
状況が瞬時に変化し、その瞬時に変化する状況の中で様々な要素(ボール・味方・相手・グランド状況、天候など)が絡み合いながら止まることなくプレーを継続しなければなりません!
そして脚でボールを扱うのでミスも起こりやすいことも特徴です!
他のスポーツとは違った特徴を持ち合わせているのがサッカーというスポーツだということ!
まずはこの前提を知っておいてもらい、そして、以下の文章に目を通してもらいたいと思います!
我々はすべての物事を『1 +1 = 2』になるかのように取り扱う習慣が染み付いているので、ある物事の構成要素をAとBとCに分解して、それを1つひとつ説明すれば全体が理解できると考えてしまう。
その全体はAとBとCの総和とは別物であるにもかかわらずです。
その物事を構成するのはAとBとCかもしれないけど、全体はそれらが複雑に絡み合い相互に影響しあって結果として成立している。
しかもその絡み合いは影響は動的であり、したがって全体もまた動的に変化していく。
だとしたらAとBとCを個別に見ることに意味はなく、全体そのものに目を向ける必要があるという考え方です。
パーツから出発して全体に至るのではなく、全体から出発しそれを前提としてパーツに目を向ける。
サッカーというゲームをそういう視点から見直すと、戦術の捉え方も変わってきます。
それに伴って、その戦術をチームに浸透させるためのトレーニングメソッドも変わってくるのは当然だし、避けられないことです。
技術だけを取り出してトレーニングしたり、戦術のパターンを繰り返してトレーニングする事は意味がないと言う話になるのはわかります。
ピッチとボールがあって味方と敵がいてゲームのルールが決まっていて、それらが複雑に絡み合い影響しあうことによってサッカーというゲームが成り立っているのだとしたら、それらの前提を抜きにしたトレーニングはありえない。
そういった前提の中で個人やチームがどう振る舞うかをトレーニングすることを考えるべきだ、という理解になります。
リフティングやドリブル、パスといった技術を取り出してトレーニングをしても、<その技術を“いつ”“どこで”“どのように”使えば効果的なのか>を知っていなければ状況が目まぐるしく変わる試合の中では活かすことができません!
また、“この時はこう”というパターンを覚えるトレーニングをしても、それと全く同じパターンが活かせる状況は試合中に起こることが滅多にないし、もしそういった状況が起こったとしても気付くことができなかったり、それはほんの一瞬だということ!
そう考えると、どのようなトレーニングを行うべきなのか!?
そういったことを深堀りしていく中でサッカーの進化がどんどん早くなっているのが世界のサッカーだと感じます!
僕自身もまだまだ勉強中です。。。。
サッカーは本当に奥が深く、簡単ではありませんが、だからこそ面白いと感じます!
だからこそ世界中で愛されているんだと思います!
サッカーが出来れば世界中の人とコミュニケーションが取れるというのは本当に素晴らしいことだと思います!
今回の内容は理解が難しい部分だったかもしれませんが、、僕ももっと勉強を深め子どもたちにもしっかりと伝えられるようになっていきたいと考えています!
皆さんと一緒に日本のサッカーを育成年代から進化させていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
それでは、Hasta luego-!!