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「日本酒の未来をつくる」ために約束できないことと、約束すること。

2020年2月3日に、資金調達のリリースを出しました。
日本酒に特化したベンチャー企業のClearが総額2.5億円の資金調達を実施

資金調達のリリース時は多くの人に注目いただける機会なので、なにかnoteを書こうと思いつつ、誰に何を伝えるかがないと何も考えつかないなぁと。

僕は人に自分の意思や熱意を伝えることにかなりの自信がありますが、どうも不特定多数への発信には弱く、書きあぐねていました。

なので今回は調達後の株主との定例会議で話した内容を、一部整形して皆さんにお届けしようと思います。

いわゆる、所信表明というやつです。

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今回は調達後初の定例会議ということで、事業の進捗共有の前にちょっと所信表明をしておきたいと思います。

2018年にも感じましたが、調達直後の「これから頑張っていこう!」という暖かい雰囲気、どうにも緊張してしまいます。

それは「このタイミングがClearと株主とのテンションのピーク」になってはいけないと、強く感じるからです。

めでたく調達が完了し、事業を伸ばすぞ!と意気込んだものの、想定通りの成果があげられず、意気投合していた株主との関係が悪化し、テンションが下がっていくスタートアップを何社も見てきたからです。

株主一覧を見返してみると、「自分が大好きで、尊敬している人ばっかり!」と思うほど、Clearは恵まれた資金調達ができています。

この素晴らしいメンバーとの関係が、事業の成果如何によっては悪化するんだよなーと。そういう意味でも、事業は絶対に成功させなければならない、させるぞと、想いを新たにするわけです(株主のためにClearが存在しているわけではありませんが、それでも彼らのために頑張ろうと思えることも事実なわけです)

なので僕は皆さんに、約束しないことと、約束することを今日はお伝えします。

まずは約束できないこと。それは、「事業がなんのトラブルもなく、スムーズに伸びていくこと」。こんなことは口が裂けても言えません。

Clearの目指す「日本酒の未来をつくる」というビジョン。そしてSAKE100(サケハンドレッド)、SAKETIMES(サケタイムズ)が描いていく世界には様々な障壁や課題が存在します。だから、「何もかもがスムーズ」なんてことはないでしょう。それだけ大きな展望であり、挑戦なわけです。

けれど、これからの山あり谷ありの事業展開において、どんな状況であっても「自分が登ると決めた山の頂上だけを見つめ前進し続ける」こと。これは約束します。

健やかな野心と熱意を失わず、腐らず驕らず、頂上を見据えて行動しつづけること。これが結果としての「成功」に必要不可欠な姿勢なのです。

なので、どうかこれを信じてください。

そして、その結果が大きなリターンとして、株主の皆さま、そして社会にとって還元されるよう、事業の成長に全身全霊を尽くします。

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以上が、僕が資金調達の直後に話したことです。

会社経営の本質のひとつは、「約束ごとを決め、それを守る」こと。
これの繰り返しです。

そういう意味では株主に対して話したことは、Clearから社会への約束ごとでもありますね。社会の公器としてClearの存在意義を理解いただくために、この約束を守り、結果を出し続けることが必要なわけです。

Clearはこれからも「日本酒の未来をつくる」というビジョンの実現に向け、これまで以上に力強く前進していきます。

最後になりますが、日頃から有形無形問わずご支援いただいているお客様、関係者の皆様に心から感謝しております。事業が進めば進むほど、人の力、ありがたさを実感するばかりです。

これからのClearに、どうぞご期待ください。


そして!!!!少数精鋭の素敵なメンバーが集まるClearでは、新たな人材募集しております!!募集のかかっている職種じゃなくても「こんなことできるぜ!」も大歓迎。経営幹部になってがっつりコミットしたいなんて人も大歓迎。
とりあえず話だけ・・・な人も大歓迎です。

募集要項はこちら!

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