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西美濃方言講座 #1「大垣方言」

2021年7・8月、岐阜新聞の「素描」で大垣方言についてのコラムを9回に渡り掲載いただきました。今まで考察してきた大垣方言の形成史を簡潔にまとめた内容となっていますので、本講座のプロローグとしてここに転載することにします(許可済)。新聞社の規約にしたがい、掲載時のレイアウトのままアップします。


1.大垣方言

(岐阜新聞 2011年7月1日掲載)


2.東西方言境界線

(岐阜新聞 2011年7月8日掲載)


3.中途半端な方言

(2011年7月15日)


4.方言周圏論

(岐阜新聞 2011年7月22日掲載)


5.ドバッチ!

(岐阜新聞 2011年7月29日掲載)


6.「辺境」方言

(岐阜新聞 2011年8月5日掲載)


7.京阪の遊郭詞

(岐阜新聞 2011年8月12日)


8.名古屋方言

(岐阜新聞 2011年8月19日掲載)


9.方言研究の魅力

(2011年8月26日掲載)

〈追記〉

第2回のコラム掲載後、「縄文人と弥生人の対立の話は、初めて聞いた」との投書が新聞社に寄せられました。1980年代以前に中学高校の歴史教育を受けた世代では、未だに「日本民族単一説」史観の方もいらっしゃるようです。

1990年代以降、考古学の新たな発見や分子人類学の進展により、日本列島の集団の起源はより多元的であることが明らかになってきました。日本人起源論が時代とともに更新されていく中、日本語諸方言の形成論も歴史と整合性のあるものへと更新していかなければならないと考えています。

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