強度変調放射線治療実施施設(2019年6月情報)
最近の放射線治療は、コンピュータの発展もあり、ここ20年で目覚ましく進歩しています。その代表的な放射線治療の照射技術が、「強度変調放射線治療」といいます。英語で、「intensity modulated radiation therapy」というので、「IMRT」「アイエムアールティー」と呼ばれます。
IMRTの詳細は、ネットで検索してみてください。わかりやすいホームページがたくさんあります。以前の記事「放射線治療の情報」でも情報提供していただいているページがありますので、ぜひ!
IMRTは、もちろんIMRTに対応した治療装置が必須ですが、この照射技術を扱う医師、医学物理士、放射線技師がいないと、患者さんに安全に提供できない技術です。
少し前に、Google Mapで、厚労省から公開されている情報を用いて、IMRT実施施設(2019年6月情報)をまとめてみました。
米国では、放射線治療を実施している施設のほとんどが、このIMRTを実施していますが、日本では、3-4割の施設でしか提供していません。診療報酬の施設要件の医師2名がハードルになっていると思いますが、逆を言えば、放射線治療を担当する医師が2名以上いる施設ということにもなります。
お近くに、IMRTを実施している施設はありそうですか?
少し古いデータなので、時間ができたら、最新版に更新できればと思います。参考になれば幸いです。