4月9日(マツダスタジアム)13時30分開始予定の巨人3回戦のみどころ
予告先発は広島が玉村、巨人が赤星。
巨人は横浜スタジアムで2試合連続の完封負けのあと、マツダスタジアムに乗り込んでも2連敗。計4連敗で5位に交代した。新井カープはおかげ様で4位に浮上した。
開幕前に「順位予想」を放送関係者に聞かれた際「巨人が最下位」と伝えた。で、番組本番では「最下位は中日」に差し替えられていた…
巨人は原監督自らが爆弾を抱えている。その存在が大き過ぎて、顔色ばかりをうかがう取り巻きになっていないか?
前日のデーゲーム後の原監督の敗戦の弁では「若いチーム」であることが強調され、それと同時に番記者らに対してかなりていねいな対応になっていた。
まだ開幕から8試合を消化しただけ。ここでキレ気味になってはあまりに大人げないことを原監督も自覚しているのだろう。
始まったばかりではあるが巨人のチーム打率・241はリーグ2位、チーム防御率2・65は同4位でさほど悪いようには見えない。それなのにチームが乗っていけないから問題は根深いもかも?
だが、そろそろ巨人打線も点火する可能性がある。
マツダスタジアムでの2日間で6安打、凡打の内容もいい岡本和は打率・467でリーグトップに立ち、それを追いかけるが秋山で打率・440。ただし岡本和は打点0、秋山は打点4。
第1戦で3三振のブリンソンをすぐにスタメンから外した原監督は相当気が短い。ブリンソンはそれでも打率・346で第5位。
前日には坂本にシーズン初安打となるソロとそのあと二塁打も出て、同じくさっぱりだった丸も八回の第4打席で適時二塁打を放った。
きょう、原監督がどんな打線を組んでくるか?
対する玉村は2月のキャンプ以降ずっと二軍調整だったが、その悔しさを反発力に変えて開幕ローテに滑り込んだタフさが武器。
その性格はひょうひょうとしていてつかみどころがない。そのキャラがプラスに働いている。
先週日曜日の神宮球場では5回で92球を要したものの3安打2失点。中軸に3四球、かつ初回に24球投じて球数が増えたこと、三回には山田に1ボールから同点2ランを打たれたことなど反省材料はいくつか出たものの、ヤクルト打線から7つの三振を奪った。
しかも山田、村上、サンタナから三振を奪い、相手の右左に関係なく勝負できることを証明した。
ただし、やはり目途は5イニングで、継投策が必要になる。前日の床田の力投と雨によってブルペン陣に余力あり。
4連敗中、1点が遠かった打線は巨人相手に2日間で計10点。未だ、送りバントなしで徐々につながりが出始めている。
巨人予告先発は赤星。先週日曜日のバンテリンドームナゴヤでは7回5安打1失点で勝利投手の権利を確保して降板した(勝ち負けつかず)
マツダスタジアムのマウンドはルーキーイヤーの昨年5月3日以来。コイの季節だったので?3回と3分の1を投げて11安打12失点KO降板…ただしケガの坂本を欠く守備陣に足を引っ張られて自責は3。
そういう意味では繰り返しになるが坂本の奮起、が予想される。