カープ球団、戸根、岡田、坂田ら6選手に戦力外通告(10月8日)

カープ球団は10月8日、来季の契約を結ばない6選手を発表した。
 
支配下では10年目の戸根千明投手(31)、9年目の岡田明丈投手(30)、11年目の曽根海成内野手(29)。育成では7年目の藤井黎來投手(25)、3年目の坂田怜投手(25)、3年目の新家颯投手(21)に戦力外が通告された。
 
戸根は2022年オフに初開催された現役ドラフトで巨人から加入した。松田元オーナー直々の“ご指名”で移籍1年目の昨季は24試合に投げたが、今季は二軍戦で満足にストライクが取れず16試合14回2/3で17安打10四球、防御率10・43とさっぱりだった。10月17日には32歳になる。


ナックルボーラーとして話題を集めた坂田も、同じく松田オーナーの“お気に”で、2022年秋にはカープOBでナックルボーラーだったジャレッド・フェルナンデス氏が臨時コーチとして招かれるなどの“特別待遇”だった。しかし、けっきょく今季の二軍戦成績も5試合でわずか3イニングに投げただけ。4安打6四球、防御率18・00に終わった。9月28日のソフトバンク戦(山口・由宇練習場)で打者ひとりに投げたのが、詰めかけたファンに見せた最後の雄姿となった。
 
2016年ドラフト1位入団の岡田は2年目に12勝を挙げてチームの2連覇に貢献したが、その後はケガに泣いて2023年オフに育成契約へ。月に再び支配下選手となってこの夏の一軍での復活登板が期待されたが、短いイニングでも結果を出せずにその夢は果たせなかった。10月18日には31歳になる。

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