戦力外通告第2弾、内間拓馬は12球団唯一、一軍出場ゼロに終わる(10月29日)
広島東洋カープは10月29日、支配下の小林樹斗投手(20歳)、内間拓馬投手(25)と育成の前川誠太内野手(21)と来季契約を結ばないことを発表した。
同球団では10月8日、来季の契約を結ばない6選手を発表しており、合計9選手に戦力外通告があったことになる。
10月8日発表分の選手は次のとおり…
戸根千明投手(31)
岡田明丈投手(30)
曽根海成内野手(29)
藤井黎來投手(25)
坂田怜投手(25)
新家颯投手(21)
内間拓馬は2023年オフに開催された現役ドラフトで楽天から移籍して1年目で戦力外になった。即戦力を期待された本格派タイプの右腕は今季一軍登板なし。ウエスタン・リーグでは29試合で27回を投げ被安打25、奪三振21も与四球14で9回投げれば5つ近く四球を出す計算…要するにノーコン過ぎた…
現役ドラフトによって新天地に活躍の舞台を求めることになった選手は多かれ少なかれやはり一軍でその手腕を試されるのが常識だ。事実、今季一度も一軍からお呼びがかからなかったのは内間拓馬だけ…
広島はこれで戸根千明と合わせて2年続けて現役ドラフト選手をモノにできなかった。チーム編成の最終責任を松田元オーナー自らが請け負うという、他球団とはまったく異なる構造が裏目に出続けている、と見る方が合点がいく。(先に行われたドラフト会議を見れば一目瞭然、ドタフト会場にオーナーが参加しているのは広島だけ…だ)