初心者のための、木の切り方
準備編
安全装備を確認
ヘルメット:枝が落ちてくる可能性に備えます。
保護メガネ:木くずや小さな破片から目を守ります。
耳栓またはイヤーマフ:チェーンソーの音から耳を保護します。
防振手袋:手を保護し、振動を軽減します。
チェーンソーパンツ:脚を切断事故から守ります。
安全靴(スチールトゥ入り):足をしっかり保護します。
チェーンソーの点検
燃料とオイルの確認:チェーンオイルが適量か確認。
チェーンの張り具合:緩すぎず、きつすぎず調整。
刃の状態:切れ味が悪いと危険なので、適切に研ぐ。
作業環境の確認
周囲に人や障害物がないか確認。
作業エリアを整地しておく。
切る前に
木の状態を確認
倒したい方向を決める(自然な傾きや風の影響を考慮)。
枝の配置やバランスを確認。
退避ルートを作る
木が倒れた後、素早く移動できる安全な経路を確保。
切り方
1. 受け口を作る
目的:木が倒れる方向をコントロールする。
受け口を切る場所を決め、地面から50cmほど上にマークをつけます。
45度の斜めカット:倒したい方向に向かって、木の幅の1/3程度を斜めに切ります。
水平カット:斜めの切り口と交差するように水平に切り、受け口を完成させます。
2. 追い口を切る
目的:木を倒す力を作る。
受け口の反対側に少し高い位置で水平に切り込みを入れます。
受け口の深さに近づく前に停止。木の中心に「ツル(ヒンジ)」を残します(木が安全に倒れるための支点)。
3. 倒す
追い口を切り始めたら、倒れる兆候が見えたらチェーンソーを離れ、安全な場所へ退避します。
切断後の処理
倒れた木の枝を切る(足元に注意)。
幹を切り分けるときも安定した足場を確保。
注意点
力任せに切らない:チェーンソーの刃を使い、適度な力で操作します。
キックバック(刃が跳ね返る現象)を防ぐ:刃の上端を木に当てないようにする。
疲れているときは作業を控える:注意力が落ちると危険です。