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リアライズ文華落語塾の紅一点である「たいがー亭ばあむ」さん 今回は「池田の猪買い」という噺を演じられます。 いのしし狩りをする噺になるのですが、登場人物の「またぎ」と「あほ」の掛け合いがおもしろいんですね。 噺のみどころはたくさんあるのですが、ぼくとしては「たいがー亭ばあむ」さんが、「あほ」の役を演じているときの”照れ”がツボに入っています。 調子の高い「あほ」がおもしろいんですが、「あほ」の役に入り切れない「ばあむ」さん自身の葛藤の模様が個人的にはおもしろいんですね
「まて、まて、まてぃ~」と差し向かいに構えている二人のあいだに割って入る。 けんかの仲裁がすきな御仁のけったいな噺。 けんかの仲裁なんて、桜田門の刺青の方か、印籠の方くらいしか思い浮かばないほど、いまや仲裁がすきな御仁はいないのではないでしょうか。 いまもむかしもそういないのかもしれませんけども。 このけったいな噺は「胴乱の幸助」というネタ。 楽天家シローさんが演じられます。 ぼくは、主人公の「まて、まて、まてぃ~」のセリフが好きです。けんかの仲裁に入る場面になり
「貧乏神」なのに、逆に勇気づけられてしまうというけったいな噺。 落語って、逆張りのイメージをもってくる噺があるんですね。 「貧乏神」なのに、なにが裕福なのか考えさせられてしまう。なにも考えなくてもいい、おもしろい噺であるにもかかわらず、後味が残ってしまう。 「貧乏神」なのに、希望をみせられてしまう。世の中捨てたモノじゃないようであると、思わされる。 「貧乏神」なのに、オシャレにみえる。それは、楽天家画楽さんが演じているから。当リアライズ文華落語塾のデザイナーである。とい
11月20日(日)に開催するリアライズ文華落語塾発表会。焼酎亭水割りさんが高座にかける噺は「ふぐ鍋」です。 ネタばれになりますが、ふぐは当たるとされているので、当たらないために2人でつつこうとしている鍋を、お先にどうぞと譲り合いながら意外な展開にすすんでいく噺になります。 この噺のテーマは、リスクヘッジだなと思いました。 いかに自分の身を守ることに知恵を振り絞るのか、そして悪魔ごとく実行していく模様が可笑しみを生み、笑わせてもらえるのです。 焼酎亭水割りさんは【爆笑王】
ぼくが落語で演じたことがないジャンルのひとつにお酒ネタがあります。 自分の中ではハードルが高く感じています。 演じる、という言葉がよっぱらいにはぴったりであると思います。(ほんまによっぱらってたら、落語にならないですから) 今回、よっぱらいの噺をされる焼酎亭そらまめさん。3回目の発表なんですが、よっぱらいの噺に挑戦され、弾けるようにおもしろいんですね。 きもちよさそうに酔ってんな~っと思って観ています。 つい考えながら演じてしまうように思うのですが、それを感じさせず、
11月20日(日)に開催されるリアライズ文華落語塾発表会。 楽天家二五六さんの演じられる「犬の目」という噺。 この噺は、小さいボケがいっぱい詰まっているのだけども、ひとつひとつのボケは面白くない。 けれども、ボケ役のお医者さんの自信ある態度とボケの連打が積み重なって、少しずつ、おもしろくなっていくのですね。 というような解説を文華師匠がされていて、「はは~、なるほどぉ、そういう噺なんか~」ぼくは、唸っていた。 「犬の目」はぼくが落語を始めて最初に演じた噺でした。その
リアライズ文華落語塾の塾生にスピーチ王こと笠野晃一氏がいる。大阪の製造業の経営者として日々経営にいそしんでいる。そのかたわら、これまで苦心し辿ってきた経営の酸いと甘いを、現在苦しんでおられる経営者に向けてスピーチをされている。 先日、笠野さんのスピーチを聴いた。心が揺さぶられ、あったかい気持ちになるスピーチであった。一縷の光がみえた気がした時間だった。 そんな笠野さんは、落語においては爆笑王として、リアライズ文華落語塾の落語発表会に向けて稽古に励んでいる。爆笑王の一席は、
僕が初めて演じた噺となった「犬の目」 軽い噺とされ、いわゆる前座噺といわれているそうだ。 この噺はファンタジーの要素が強いため、丁寧に演じることが大切だと聞いた。ファンタジーはありえない状況をお客さんに想像してもらう。お客さんの頭の中に「ハテナ?」を作らせないよう丁寧な所作で演じる。 この丁寧な所作がめちゃくちゃむつかしい。台詞をいいながら、丁寧な所作ができていれば、噺家になっとる!と思いながら稽古をした。 複数の登場人物が出てくる場面があり、位置関係が想像できず、どこ
七年前にNHK文化センター梅田教室主催の「桂文華のおもしろ落語教室」の門を叩いた。 落語のことは全く分からず、たまたまNHK文化センターのHPに掲載の落語教室を観て、なぜか申し込んでしまったのだった。 初めての稽古日、少し緊張していたが、桂文華師匠はじめ、教室生のみなさん、あたたかく迎え入れてくれた。初日だったこともあり、教室生の自己紹介やおのおのが前回演じた落語の感想など気軽な会話をしていたような気がする。 稽古が終わると、みんなで飲みに行った。稽古後の慣習のようだっ
9月19日(日)は文華師匠の落語教室生による落語発表会でした。 元々は僕も通っていた教室で、落語仲間の発表だったので観に行った。 一つのネタを半年間稽古して、発表する場に臨んだ仲間の渾身の発表です。笑いはもちろん、落語から学べることが多いと実感させられる時間でした。 演者の、ご機嫌さんで、噺に没入している姿を観て楽しめました。気づいた小ネタはまた細切れにしてアップしたいなと思います。
9/19(日)は桂文華のおもしろ落語教室発表会に行きました。 桂文華師匠のもとで落語を学んでいる生徒の発表会になります。 落語を演じることで大切なことをひとつだけ上げるとしたら、 機嫌よく演じることだと僕は思います。言い換えると、 【ご機嫌さん状態】が最強であると。 どんなに完璧な台本で完璧に演じていたとしても、【ご機嫌さん状態】には敵わない。僕の最強のライバルであります。悔しいけど負けてしまいます。 先の発表会において、「ガマの油」を演じた極楽亭カエルさんは、ほんま
発表会二つ目に演じたネタは、 「死神」であった。 米津玄師がリリースして、広く知られるネタとなった。外国のお話を落語に仕立てられたと聞いた。 僕の演じた「死神」はハマり役で、不気味な死神だと言われた。当時、小学3年生の息子から「もう、にどと死神せんといて!」とクレームがついたほどだ。 自分では、そんな不気味な感じを出しているつもりはない。もしかすると、僕と死神の持ち味を引き出すよう文華師匠が仕立たのかもしれない、と思った。 発表を終え、高座を降り、 「死神やばかった
落語発表会やります。 第七回リアライズ文華落語発表会 【日時】 11/21(日) 【開場】 13:30 開演 14:00 【会場】 高津宮 【木戸銭】500円 -発表順(敬称略)- 1、いらち俥 楽天家 シロー 2、二人ぐせ 焼酎亭 そらまめ 3、みどりの窓口 楽天家 誠健 4、代書屋 たいがー亭ばあむ ------中入り----- 5、短命 桂 文華 6、憧れの甲子園 焼酎亭 水割り 7、寝床 こらんぷ亭一教 木本 努
落語発表会まであと6日。1週間切ると緊張してきます。昨日は発表会に向けての準備作業をしていました。 持ち物リストを作成し、準備を整える。名ビラってどこにあったっけ?とかが発生し、あわてて探したりしだすのが、このあたりです。(ちゃんとありました、ホッ) 録画ビデオ用のSDカードも空データを確認したし、チラシとチケットも用意した。ノリやハサミ、カッターもある。養生テープもバッチリ。と準備にかまけていたら、稽古するのを忘れてた。。 ということで、稽古をしっかりして一日が終了し