人生は無意味なのか?
人生に意味は有るのか。無意味だと思えば、無意味化していくし、意味有りと思えば、意味が発生してくる。無から有が生じて、また無に帰っていく。誰か著名な哲学者が、一人名言を残したところでさしたる意味は無い。万人は各自の稚拙な自分の人生哲学を、自身で形成せざるを得ない。どんな幼稚な考えも、各自の存在基盤と存在理由になり得る。魚も虫も食われるまでは、他を食って生きていく。もしも生存競争の外で生きたければ、天に移住するしかない。だがそれは人間にも神々にも、容易なことではない。だから人も動物もとりあえず、この世であくせく生きるしかない。その時、「自分とは意味である」と突然閃(ひらめ)くことも有る。全てが正解なのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?