【日本ハム】正捕手マルティネスについて考える。
近年のプロ野球でキャッチャーの分業化が進み、キャッチャー登録で昨シーズン100試合以上に出場したのはセ・パ合わせて3人と他のポジションと比べてもかなり少なくなっている。
ファイターズも例外なく昨シーズンは多くの捕手が一軍で出場(捕手以外もそうだったけど…)
しかし、今年はオリックスからFAで伏見、中日を退団したA.マルティネスを獲得。昨年度課題だった捕手陣を補強。キャッチャーに伏見、DHにマルティネスといった予想も開幕前はされていた。
いざシーズンが始まってみると…
㊟この記事はデータがどうこうじゃなく単にマルティネスもっと捕手起用してもよくね?って意見の記事です。
打撃面
今シーズンの両者の成績は(5/29 交流戦開始前)
伏見 打率.169 本塁打0本 出塁率.229 長打率.169 OPS.398
マルティネス 打率.237 本塁打6本 出塁率.328 長打率.430 OPS.758
誰がどう見てもマルティネスのほうがいい…
もちろん、守備負担という部分でマルティネスはDHや一塁での出場が多いためそこは考慮も必要だが、どれを差し引いても…
以上の打撃成績以外に重要なのは守備、リードの部分だろう。
守備面
一番簡単な比較は防御率だろうがマルティネスの守備機会の少なさや組む投手がエース格の3人(上沢、加藤、伊藤)ではないなど比較がとても難しい。
そもそも個人的にエース格の3人をリードするのは伏見や清水だがリードのおかげで抑えているというより投手の能力の問題では??と思ってしまう。
現に3人の防御率、WHIPは伏見加入前の昨年とそこまで変わらず、誰がリードしてもそんなに変わらないのでは…?
といったところで守備面での差を明確に表すことは現時点では難しい。
もしかしたらベンチ内で記録には残らない部分の優劣はあるかもしれないが、正直試合を見ていている限りではわからないのでどうしても捕手マルティネスを積極的に使ってほしいと思ってしまう。
簡単にメリット、デメリットを分ける
メリット
・捕手の打力向上
・DHの枠が開けられるため他の助っ人や今川(怪我)などで打力アップ
・いつもとは違った配球になるため打者が読みずらい
デメリット
・守備力の低下
・リード面でのマイナス
簡単に並べると分かるが主にメリットは打力系、デメリットは守備系となる。
新庄監督が守備重視の監督のため伏見が多く使われることに疑問はないが…
ピッチコムが日本も使えれば…
メジャーで使われるピッチコム。
投手が球種、コースを捕手に伝えるために使われるもので日本では使えない。
前述のとおりリード面で伏見の起用が多くなっていると予想されるが、ピッチコムが日本に導入され投手が配球を組み立てるようになればキャッチャーのリード能力は意味をなさなくなる。
もちろん打ち合わせ等の部分はなくならないかもしれないがそれは基本的にイニング間に行うため試合に出ている理由にはならない。
ピッチコムが日本に来れば外国人捕手も増えるのだろうか…?