一気呵成
麻雀徒然草以外の作品一覧です。
麻雀徒然草一覧です。
前書き この麻雀徒然草の投稿が遂に第十回という節目を迎えた。 第零回でも説明したが、この題名は、(麻雀業界では)有名なネマタ氏より継承したものである。それ故、恩を仇で返すような真似はしたくない。そう、私はこの題名を絶えさせる訳にはいかないのだ。 感慨深い題名である『麻雀徒然草』 この第十回では《改革》について書き綴っていこう。 昨今、Mリーグの設立により様々な改革を求められている麻雀界。 Mリーグは“この熱狂を外へ”という願いのもとで発足し、健全な頭脳
私もたまには文学部らしいことをしてみようではないか。 そう思い至り、何かいい案はないかと思索を巡らせていた。 そして、くずし字判読ならば、日常から離れており、いかにも文学部らしいと考えた。 そこで、人口に膾炙した百人一首を用いてくずし字判読の魅力を感じてもらいたく、この記事を執筆する次第である。 まずこの記事におけるくずし字の定義付け等をしておく。 ここにおけるくずし字と現行の仮名とを区別するために、現行の仮名は「本仮名」と、くずし字は「旧仮名」と書き分ける。 また、旧仮名
『複数の言語で生きて死ぬ/くろしお出版』 に私は衝撃を与えられた。 言語学関連の書籍を買うために書店に訪れていた私に、この本は静かに訴えかける。 知らず知らずのうちに手に取り、頁を捲る私がそこにいた。 そして、終いにはその本を持って会計を済ませてしまっていたのだ。 私は冒頭にも書いたように、この本に衝撃を受けた。 私の心の霧が晴れるような、私の感じている違和感に答えてくれるような、そんな本であった。 それを読んでの私の感想、考察、(と書きつつも大それたことは書けないが)、を書
趣味は何かと聞かれたとき、口は勝手に「麻雀」と答える。 しかし、実のところ、最近は麻雀を趣味とは言えないほどに、麻雀から離れてしまっている。 麻雀の楽しさとは何だったか、そもそも麻雀をやっている理由は何だったか、それさえも見失ってしまっていたのだ。 しかし、あの一冊が私に麻雀ともう一度向き合う機会を与えてくれた。 そして、同時に過去を懐かしむのだった。 あの日、強くなりたいと、誰しも認める麻雀強者にDMを送った。 牌譜検討をしていただけないかと。 すると、牌譜検討はしてあげ
「ことわざ」と聞いて、あなたは何を思うだろか。 古臭い、難解、つまらない……… そう否定的な見方もあるかもしれない だが、ことわざをはじめ、故事や俗信も含め、 そのような見方をするのは非常にもったいない。 それは、ただことわざを知らないだけなのだ。 知れば知るほど、噛めば噛むほど味のあることわざ(※故事・俗信も含む)を紹介していきたい。 そして、可能であれば声に出してみてほしい。 そうすれば、よりことわざのうま味を味わうことができよう。 いざ給へ、ことわざの世界へ。 ※
代わり映えしない、私はそう感じはじめていた。 Mリーグは今年で6年目となる。 新Mリーガーも誕生し、新チームも参戦した。 しかし、Mリーグは初年度から何も変わっていないのではないか。 そう、ここ最近感じるようになったのだ。 第十回で、Mリーグの改革の必要性を説いた。 では、具体的な問題点や解決策にはどのようなことができるだろうか。 まず第一にMリーグが抱えている問題を見極めなければならない。 そこで、私が問題として挙げるのはやはり風通しの悪さである。 具体的には、選手が初
「受験と格闘技には共通点がある」と 闘いを振り返りながら、そう思う。 相手の傾向分析、急所を突く攻撃、そして反復練習。 一見すると当たり前のように思えるが、これを実践するのは難しいものだ。 特に、反復練習。 しかし、私はその反復練習が最も大切だと考えているし、それこそが格闘技と受験との共通点だ。 では、なぜ反復練習が大切なのだろうか。 単刀直入に言えば、反復練習をすれば身体が反応するようになるからだ。 全然受験に関係ないではないかと呆れた声も聞こえそうだが、もうしばらく付き
渋谷ABEMASの悲願の初優勝で幕を下ろしたMリーグ。 5年連続ファイナル進出を果たし、遂に掴んだ栄光には感動すること必至であろう。 そんな歓喜の裏で、残念ながら通算2チーム目となる選手入れ替えを強いられるチームも生まれてしまった。 ─────それが、赤坂ドリブンズだ。 初年度優勝という輝かしい功績を残したものの、それ以降は成績不振に陥っていた。 2019年度には丸山奏子pが加わり、園田賢p、村上淳p、鈴木たろうpの4人というメンバーであった。 しかし、この度、選手入れ
今回は大会戦記というテーマでお送りしよう。 先日、西谷馨さん(@knishitani1)主催の登録者500人記念大会である西谷馨カップに参加させて頂いた。 この大会の主催者である西谷馨さんは麻雀を中心に精力的に活動されている方だ。 ひょんなことから西谷さんのことを知り、さらに都合良くこの大会に参加できたという偶然に偶然が重なった不思議な出来事だ。 さて、そんな大会なのだが、 脳汁大量分泌待った無しのインフレルール。 簡単にルールを説明すると、 ・東風のドラ三モード ・場
私は今年、受験生となる。 志望校に合格するために必要なものは何があるだろうか。 勉強か、参考書か、塾に行くか。 確かに、どれも正解だろう。 しかし、それよりも重要なものがあるのではないかと私は思うのだ。 それこそが『受験・合格への心構え』だ。 そこで私は、『合格=キャッチボール理論』を提唱しよう。 まず、合格=キャッチボール理論(以後、キャッチボール理論)とは何か説明しよう。 それを端的に言うならば、基礎トレーニングだ。 キャッチボールといえば野球の基礎の中の基礎トレーニン
今は昔、万葉人という者ありけり。 それぞれの想いを和歌に詠い、それを或る歌集にまとめた。 それこそが、『万葉集』だ。 万葉集には天皇や貴族の歌はもちろん、庶民の歌までも収められている。 そんな万葉集には紹介したい年末年始に相応しい歌がある。 「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」 大伴家持の和歌である。 年が明け、新春の今日に降る雪みたいに良い事がたくさん起これという願望を詠んだ歌。 この歌は、恩師ともいえるおじいちゃん先生が紹介して頂いた歌でもある。
私が古典の課題をしていた時のこと。 古語の意味を調べるもので、手持ちの古語辞典を引いていたところであった。 その時、ふとある歌が目に入った。 「神な月 降りみ降らずみ 定めなき 時雨ぞ冬の 始めなりける」 という後撰和歌集の歌なのだが、私の頭は違和感を感じていた。 神な月? 神無月ではないのか? 私の知識の中には「神無月」しかなかったから 「神な月」の表記に首をかしげた。 しかし、その違和感はすぐ解消した。 和歌の
ある日、友人に古典の良さを説いていた時のこと。 このシチュエーションにツッコミたいのは山々だが今回はスルーしていただこう。 すると友人は 「どうせなら、古典で点を取る方法を教えてくれ」と。 私は古典が好きなのだ。 それに、定期テストや模試でも古典は他の教科と比べれば点は取れている。 ただ、胸を張って得意とは言えないが。 ここでは、点を取る方法を教えてくれと頼まれたということだけ頭に入れて置いてくれれば十分だ。 この時は、気が向いたら教えると、何とも曖昧で生意気な返事をし
今回は、漢検を受験してみて、また受験前のことそこはかとなく書き綴ろうと思う。 今回受験した級は準1級だ。 理由は、かなり捻くれているものではあったが。 まず、どの級を受験するかひどく悩んだ。 その候補は、1級、準1級、2級だ。 この中で、1級に関しては無謀さを感じた為、 準1級か2級かを迷っていた。 否、厳密には準1級に決めていた。 ただ、決意をしかねていただけなのだ。 私の捻くれた性格は2級では味気ないと言う。 しかし、もう一方の弱い私が準1級なんて無理だと囁く。 そ
悲しきニュースが流れ込んで来たのはつい先日のことだ。 U-NEXTPiratesの朝倉康心p、石橋伸洋pとの契機終了報告だった。 四年間、Piratesの顔として奮闘してくれていた二人であり、非常に悲しいことこの上ない。 朝倉pはMリーグ史上二例目となる十万点越えを、 石橋pもセミファイナル等での活躍など、爪跡は残してくれたものの契約終了。 二人とも妻子持ちであるため、この通達は痛いものであろうことは想像に難くない。 朝倉pについては配信活動などをし活動的であるし、石橋
今回は麻雀の話とは打って変わって「漢字」の話をしようと思うのだが、ご了承頂けるだろうか。 「漢字」…… 実は、高校に入るまでは何ら意識はしていなかった。 大きな理由の一つが、ただ教えられるものだからという事が挙げられる。 先生から覚えさせられるだけのもの、そういう認識だった。 それは小学校でも中学でもそこまで変わらず、ただただ覚えるものだった。 しかし、このような自分を一変させたきっかけがあった。 高1の時の現代文のお爺ちゃん先生が私を変えさせた。 先生はテストも近