「名作誕生 つながる日本美術」
東京国立博物館の特別展「名作誕生」!
5/27(日)までなので、会期の終わりが迫ってきました。
今の展示は後期!
美術館は展覧会中、ずっと同じものをかざっているわけではなくて、前期と後期で展示替えすることが多いです。
名作誕生も展示替えをして、後期の展示に変わっています。
雪舟の水墨画、尾形乾山の鉢、俵屋宗達の屏風、伊藤若冲の鶴…いろいろ見どころはあるのですが、後期の展示で楽しみだったのは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A6%E6%A0%B9%E5%B1%8F%E9%A2%A8
(彦根城博物館の収蔵品の画像がとても見やすいので、上のリンクで飛んでください…!)
教科書で見たことある人もいると思います!
通称「彦根屏風」という名前で親しまれていて、当時の風俗(意味→衣・食・住や行事など、その社会集団の生活の上のさまざまな仕方やしきたり。その有様)がわかる屏風として知られています。
図録の表紙にもなっています。
「つながる」がテーマのこの展示。
「彦根屏風」で注目されていたのは、画の中の人物の目線の動き。
屏風の右から左へ、描かれている人の目線を追っていくと、それぞれの目線の交わりやつながりが見えて、場面が展開されていきます。
「目線」に注目して屏風を見たのは初めてで、こんな視点があるんだなあととても勉強になりました!!!
図録の解説では、この屏風からさらに人物をしぼった男女遊楽図屏風、そして女性を抜き取った「見返り美人図」へとつながり、浮世絵へと発展していく…と書かれていました。
「見返り美人図」
この展示で、大好きな浮世絵の前身を知ることができました。
5/27までなので、ぜひ行ってみてくださいね!!!他にも素敵な展示が山程ありますよ!!!!
余談ですが…常設展に上村松園の「焔」がありました!!!
上村松園さんは美人画で有名な画家です!!!
これもよく見ると、見返り美人???
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