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「光琳と乾山」乾山は「けんざん」って読むよ
こんにちは!一木千洋です。
今日はこの記事の続きです。
根津美術館の今回の展覧会でスポットが当たった人物に「尾形乾山」がいます。
「かんざん」??と思いきや
「けんざん」というお名前の芸術家。
この人は、尾形光琳の弟です。兄弟で芸術家だったんですね!
お兄ちゃんの光琳とは真逆の性格だったみたいで、光琳兄さんにお金を貸してあげたり、仕事を斡旋したり、めちゃめちゃできるタイプの弟だったようです。兄弟間のギャップがいいですね!!!
乾山は「陶工」陶芸家です!
やきものの世界に新風を起こした人物だったようです。
「日本や中国、さらに西洋におよぶ様々なやきものを学んだ果てに、自らの趣味趣向をも反映させた多彩な作品を世に送り出しました。乾山の存在により、陶工は芸術家になったと言えます。(「光琳と乾山」図録引用)
乾山の作品は、素人風のおもむきのある画に、書がとてもいいバランスで添えられているのが魅力と言われています。
作品を見てみると、たしかに変わったかたちをしていたり、色づかいが面白かったり、焼き物に画と書がいっしょに描かれていたりして、すごく個性的だなあと思います。
今回はそんな乾山の作品がたくさん展示されていました!同じ作者の作品を一度に見られると、作品の特徴や移り変わりがつかみやすいので、こういう機会はとても嬉しいですね!
そして、今回の展示では、光琳と乾山の合作がたくさん展示されていました!乾山作、光琳が絵付けです。
こういうのです↓↓↓
二人の間にどんなやりとりがあって合作を作ることになったのか、今からだと、作品や資料から想像するしかないですが…合作、めっちゃいいんだよな〜〜〜!
「角皿とか変わってるなー」と思ったら、光琳が画をかくことを見越しての角皿…!ということが分かってめちゃめちゃテンション上がりましたね!
四角って、キャンバス感あるもんな〜〜〜!
と、勝手に納得してしまいました(笑)
光琳がお金に困っていたから合作を作る提案をしたのか、はたまたお兄ちゃんの人気にあやかって合作を作ったのか、単にめちゃめちゃ気が合ったのか…全然わかりませんが、いい作品が今まで残ってこうして見られることに幸せを感じます…。
作ってくれてありがとう…尾形兄弟!!!!!
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