見出し画像

職場を上機嫌にする言葉

【約1400字/3.5分で読めます】

栗英田テツヲさんの記事を読んだ時に、思い出したことがありました。

この記事では、「本当に仕事を楽しんでやっている人」に出会った話が書かれています。

そういう人は稀だと思うんですよね。

何を隠そう、私も仕事はそんなに好きではないんです(笑)

できれば働きたくない、でも働かないと生きていけないので、しかたなく仕事をしています。

そうは言っても、お金をもらう立場なので、それに見合ったような働きをしたいという気持ちはあります。

そんな風に思いながら、過ごしていた時に、ある「格言」と出会いました。

「仕事をする時は上機嫌でやれ」

アドルフ・ワグナー(1835~1917)ドイツの経済学者

職場にある「日めくりカレンダー」に、毎日、違う格言が記載されていて、その中にあった言葉です。

こういう「格言」というのは、すべてそうですが、短い言葉で端的に表しているので、実際はどういう意味で言ったのかはわかりません。

私が想像したところでは、「仕事があるだけでもありがたいのだから、不機嫌になるのはバチ当たりなことだ!」といった意味で言われたのではなかろうか、という推察でした。

どういう意味であれ、いい言葉だなぁと思いました。

職場には何かにつけて不機嫌な態度で仕事にあたる人も多いです。

きっと、うちの職場に限った話ではない気がします。

でも、そういうのって、傍から見て「カッコ悪い」んですよね。

そういうカッコ悪さに本人が気づいていないのが、またタチが悪いんです。

普段からそう思っていたので、この言葉と出会ってからは、「上機嫌」で臨むことを特に意識しました。

すると、不思議なもので、珍しいことに職場で褒められることがありました。

なんでもない、些細なことです。

「いつも机の上がキレイですよね!ステキです。」

たしかに、私は机の上に、無駄なものを置かないようにしているんです。

というのも、私は物をなくしたり、混入させてしまったりする、おっちょこちょいな人間なので、「一つ仕事が終わったら、机の上を片付ける」というのを徹底しています。

別に誰かに褒められるためにやっていたことではないですし、そのことに触れられたのは今回がはじめてでした。

だからこそ、嬉しかったのです。

なんでもない些細なこと、自分の中では「当たり前」のことであっても、見ている人は見ているということなんですよね。

この誉め言葉は、たぶん、ずっと忘れません。

「仕事をする時は上機嫌でやれ」という言葉を思い出す時には、きっと今後も「いつも机の上がキレイですよね!ステキです。」という言葉をセットで思い出すでしょう。

なぜならば、私の机の上はいつも片付いているので、褒められた時と変わりがありません。

ということは、今も「褒められていい状態」ということになります。

「褒められていい状態」ということは「上機嫌」に繋がりますよね。

たぶん、職場を上機嫌にする言葉は、こういった些細な誉め言葉だったり、励ましの言葉だったりするのかもしれません。

願わくば、自分自身も他人の「上機嫌」に繋がるような行動ができる人間になりたいものです。

「上機嫌」が循環していけば、きっといい職場になるはずです。

社会全体どころか、会社全体ですら無理でも、自分の周りくらいは、なんとかできそうな気がしませんか。

そういう心掛けが大事だなぁと思う、この頃です。

いいなと思ったら応援しよう!

いっき82
サポートしていただけるなら、いただいた資金は記事を書くために使わせていただきます。