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私が思う「本を読む楽しさ」
【約1200字/3分で読めます】
自分なりの「本を読む楽しさ」をまとめてみます。
知識が得られる
知らないことを知るのはおもしろいものです。
特に、たくさんの人が知らず、ごく限られた人だけが知っている情報はおもしろいんですよね。
本の世界には、そういうものがたくさんあります。
誰もが知っていることならば、本にする必要がありませんし、ごく限られた人だけが知っていることだからこそ、本にする価値があるのです。
そういう意味では、「本」という形になっているだけで、その価値は保証されていると言っても過言ではありません。
1冊の本を読むだけでもたくさんの知識が得られますが、それが2冊、3冊と積み重なっていくと、思わぬところで話が繋がっていたりもするんですよね。
たくさん本を読むようになると、そういうおもしろさもわかってきます。
こういうおもしろさは、ある程度の冊数を読まなければわからないことです。
物語が楽しめる
私の母は、アガサ・クリスティーのミステリー小説が好きでした。
映画やドラマも好きだったんですが、ポアロが出てくる映像作品は観ませんでした。
母にその理由を問うと、「自分の想像の世界にだけ見えるポアロが好きだから」と言っていました。
本を読まない方にはピンとこない話かもしれませんが、私も小説を読むようになって、その意味がよくわかりました。
小説を読む人は、紙面にある文字をただ追っているのではなく、そこに描かれた世界を頭の中で想像しているんですよね。
こういうおもしろさは、画があるマンガや映画にはないおもしろさです。
落語や怪談のたぐいも、こういうおもしろさに似ている気がしますね。
読者のイマジネーションによって、見える世界が違うなんて、おもしろいですよね。
文字を読む心地よさ
文字を読むことが心地よく感じられるならば、その人はきっと素晴らしい読書家になれるでしょう。
私はいつから文字を読むのが好きになったのか、はっきりとは思い出せませんが、小学生くらいから文字だけの本も読むようになりました。
最初の頃は、難しく感じる本が多く、意味がわからない本も多かったです。
いろいろ読んでいくうちに、「読みやすい本」と「読みにくい本」があるのがわかりました。
そして、今では「読みにくい本」でも、おもしろい本があることを知っています。
むしろ、一回読んだだけでは、はっきりとわからない本の方が、深い本に感じるようにもなりました。
文字には文字にしかできない表現があるんですよね。
当たり前の話ですが、そういうおもしろさは「文字を読むこと」によってしか味わえません。
「文字を読んでいると眠くなる」という方がいますし、私自身も眠くなることがあります。
そういう時は寝ればいいんです。
読んでいて眠くなるのは、リラックスして「いい脳波」が出ている証拠だと思います。
目が覚めたら、また読んでみると、今度は眠くならないかもしれません。
中には眠れなくなるほどおもしろい本もありますよ。
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