公募情報からブラックを見抜けるか?!
一介の研究者です。
前の記事で、ブラック大学で社畜化(?)していた話をしましたが、社畜っておもしろいもので、自分では気づかないのです。目の前の膨大な仕事をこなしていたら、いつの間にかなってしまっているのが社畜な気がします。経験から。
さて、ブラック大学に勤務して一つ、身についたスキルがあります。それは…
公募情報でブラックかどうかを見極めること!
もちろん、正解はわからないのですが笑、ほかの研究者からの「あそこ、やばいらしいぜ」っていう噂も参考にしながら、日々、公募情報サイトを見つづけると、「これ、ブラック臭がするぜ!」という警察犬並みの嗅覚が研ぎ澄まされてきました。今日は、そのことについて書きます。
公募情報のこんなところを僕はチェックしています。ここでいう公募情報とは、主に「●RECIN」的なものと思ってください。
公募職位
公募には、どの職位を募集しているか、ということが必ず書かれています。たいていの大学では、職位を含めた人員は決まっています。ですので、教授の退職が決まれば、教授の公募がでますし、助教の退職が決まれば助教の公募がでます。
しかーし!公募のなかには、「教授・准教授・助教」や「准教授・講師・助教」などと表記されていることがあります。分野によっては、「職位はどうでもいいから、この専門家が欲しい!よろしく!」という理由で複数の職位がかかれるものもあります。でも、残念ながら多くの場合は、「誰でもいいからきてくれやー」「みーんな辞めちゃうからとにかく複数人とりたいのだー」という理由です。ですので、複数の職位で公募がでている場合には、「複数人(公募情報に若干名とかかれている場合が多い)の公募なのか」「ピンポイントの専門家の入れ替えなのか(学科のHPの確認と前任者の年齢などをリサーチマップなどでも確認)」を要ちぇげらっちょしたほうがいいです。複数人の公募や誰でもいいからきての香りがただよっているなら、人脈をつかって、どんな公募か確認してみるとよいです。仕事内容・職務内容
ここ、結構大事です。ホワイティな大学は、『「●●」「●●論」「●●演習」を担当していただきます。年間9コマを上限としています。』などの記載がありますが、怪しい大学は『●●学に関連する講義、演習、実習、その他、学内の委員会や学生指導等』などと、明確な職務内容が書かれないことが多いです。
この「等」がめちゃくちゃポイントです。入職後、何を依頼されても、「だって”等”って書いてたじゃーん」ってなります。年間のコマ数を明確に示しているところは少ないですが、記載している大学の悪い噂は聞いたことがないです。給与
最近、公募情報サイトでは、年収を提示することが推奨されているのか、書かれることが多くなりました。まず、正直に書いてあるところはそのとおりで、やばいのは「本学の規定により」という記載です。今の時代、アルバイトでも時給を提示されて働くのが常なのに、大学業界は本当に不思議なほどに給与を公開したがらない。でも、おそらく改革されてきており、公募情報サイト側もできるだけ提示するようになってきているのではと感じます。そんな時流でも提示しない!これは何かありそうですよねww
あと、提示してあっても、下限がものすごく低い場合には注意が必要かもしれません。それもあり得るということなので。
ということで、つい熱が入り、長くなってしまいましたが、僕が公募情報サイトを見るときに、とくにチェックしているところをお伝えしました。何かの参考になったらうれしいです。
こまごまとしたことはまだあるので、また書きます。
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