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一つのことに集中してこそ発達障害の個性!
私は、社会に出て間もない頃介護の仕事に就きました。
周りにはいろんな高齢の利用者の方が10人以上いました。
その一人一人の利用者の方にケアをしなければならず、これが最初の私にとっての課題となる出来事でした(今もですがf^_^;
それは、注意散漫になること。
あまりにもたくさんの利用者の方がいるので、
何人も見ないといけない、
一人の利用者さんでも転んだら骨折する!など。
満遍なくケアをしないといけない、という想いが返って注意散漫を招いていたのです。
ですが、
ある次の二箇所目の高齢者施設では、確かにまた複数の高齢者の方を見ないといけないのですが、
ある利用者の方の歩行訓練のリハビリを時々して欲しい、
というニーズがあり、リハビリを合間を見て利用者さんと行っていました。
すると、表情もみるみる変わっていくのですが、
歩く姿勢がだんだん良くなっているでは
ありませんか!
この時私は、人ってやっぱり動かないと、どんどん弱っていく。
この方にとってどれだけこの
リハビリの時間が価値あるものなのか、その重要性をひしひしと感じ取ったんです。
それからというもの、その方とのリハビリの日々は続き、食欲は出てくる(以前は、食欲はあまりなかったです)
表情は明るくなる、良く寝る!!
うん、やっぱり、運動 食事 睡眠、この3つが本当生きていく基本的なものだと、
利用者の方から教えられたのです。
それ以来私はマンツーマンの支援に興味を抱き始め、ホームヘルパーの仕事を1年やりました。
それは自閉症の子どものガイドヘルプの仕事だったのですが、
それもまた彼は、みるみるいろんな生活スキル、買い物、交通手段からいろんなスキルを得て、成長していきました。
このような成果が得られたのも、私自身が
マンツーマンの支援を得意としていたからです。
なぜ得意か?
その人に徹底して集中的に関われば良いからです。
もちろん多少周りを見る目も必要です。
ですが、自身の能力は発揮しやすいのです。
私は自分の能力を発揮しやすいものとは何か?と、自分に質問した時に、、、
マンツーマンの支援、
というものが出てきました。
今では心理カウンセラーとしてマンツーマンの関わりでカウンセリングを行っています。
障害があろうとなかろうと、その特性をどう
活かす!と決めるのは自分。
その、一人に集中するとできるという能力を発揮するための環境を選ぶのも自分。
そう、その環境を自分で選ぶかどうかで、今後の人生への生き方が変わってきます。
そして、自分では、一つのことに集中するのはダメだ!!
と、ジャッジしていたものが、
一つのことに集中する自分で良いんだ!!
と、許可を自分に降ろすことに繋がるのです。
だからこそ、発達障害というのは、個性だと思っているのです。
皆同じ出なくて良い、それぞれ個性があるからこそ面白いし、そのさまざまな個性が合わさって初めて面白いものが出来上がる、そう
私は信じています。
私は何よりも自分を信じています。
私だから、出来ることがある。
この広い海のように、自分を広く暖かく認めてあげましょう。
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