私の時間
人生は、生まれてから死ぬまでの時間である
「私が生きていく時間」
別れ話のとき、言われた
「恋人じゃないなら…いいと思うけど」
そのときの私は、反射で、なんか嫌で、断ってしまった
その、「なんか嫌」
例えばこんなこと?って今なら言葉にできる
わざわざ、恋人でもない異性と何をする?
わざわざ、恋人でもない異性に私の時間を使うの?
あたりさわりない、味のない話をする…そんな「知り合い程度の人」を、わざわざ増やすの?
恋人で大切だった…
あなたが私と身近だったから、楽しい時間を共有できる
別れたあと、今までと同じような「ふたりの大切な時間」を過ごせるわけではない…
それなら、私は、私のこれからの時間は、「私を大切に思って、私との時間を大切に過ごしてくれる」ほかの誰かとの時間にしたい
あなたを嫌う理由なんかない
だけど、私の時間を、もうあなたに使う気になれない
あなたを思い出してしまう不毛な時間はまだあるし、それは、コントロールが難しいので受け入れるしかないけど…、わざわざ「あなたとの不毛な時間」は作りたくない
まだ、あなたを好きだけど…
もう、私の時間をあなたに使うことはしたくない
私の時間をどう使うか…
それは、どう生きていくか…
そこに繫がっていくことだから
大切なものを選ぶって…難しいことだ
私ではない、ほかの何かを大切にすると決めたのは…あの人のほうだと思ったんだけどな…
「恋人じゃない人との時間を大切にする」
私には、そんなことはできない…
あのときは反射で断ったけど…
今じっくり考察して、断われて良かったな、と思う
あのときの私、グッジョブ!