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インドのサステナブルな村の暮らし③-動物と共にある生活-
नमस्ते।
2017.3の日記より
インドのサステナブルな村の暮らしシリーズ3回目の今回。
テーマはこちら。
サステナブルポイント3: 動物との暮らし
![](https://assets.st-note.com/img/1700092425380-mKGyfeia2X.jpg)
インドの村ではどの家も、ほとんど必ずと言っていいほど動物を飼っています。
動物を飼ってる、といっても日本のようにイヌやネコなどのいわゆる”ペット”ではもちろんない。村で多く飼われてるのが、牛、水牛、ヤギ、ニワトリなどいわゆる"家畜"の部類。
村人の生活はこれらの動物たちと共にあります。
私が滞在してた村人の家では水牛と牛を何頭か飼っていました。
夜、次の日の朝牛に与えるエサを準備。
畑からエサ用の草を取ってきて、
包丁でバンバンぶった切っていく。
それを切り刻んだワラと混ぜておいておく。
朝8時頃エサをあげに牛舎へ。
牛舎と言ってみたけど、ただの掘っ建て小屋みたいな、
壁のない家根だけある場所です。
エサと一緒にバケツを持って、水牛の乳搾りもそのときに行う。
チャーチャー(ヒンディー語でおじさん)にわたしも牛の乳搾りしたい!と言ったらとても喜んでくれて、それから毎朝晩一緒に乳搾りへいきました。
しかしこれがとっても難しい!
チャーチャーは両手を使って
二刀流でビュービュー出してるのに、
私はどれだけがんばってもシャァー・・・としか出てこない。笑
バケツ満タンに乳を絞り家に持って帰り、
それをすぐにチャイと一緒にいただく。
街で飲むチャイよりも色味も風味も優しい。
一回搾りたての牛乳を飲ませてもらいました。
なんていうか、、、
スーパーとかで手に入る牛乳の強い味や香りはなくて
舌触りも味も香りもすごく優しかった。
搾りたてで、まだほんのり温かくて、
こうやって搾ってすぐに飲めることにとても感動しました。
また、絞った乳はこうして牛乳として飲むだけではありません。
ギーを作ったり、ヨーグルトを作ったり。
牛乳を使って乳製品を作ること、それもまた彼らの生活の一部になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1700092425392-B7N9CcH2vm.jpg)
優しくて大好きなチャーチャー。
元気でいるだろうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1700092425330-qpUEhz1GF1.jpg)
このように、私の訪れた家では水牛や牛を飼っていました。
彼らの糞は以前の記事でも紹介したように、毎日料理を作るときに役立つし、家を作ったりなどその他いろんな場面でもかかせない。
彼らの乳は毎日絞っておいしくいただく。
農業の時期が始まれば農業にも携わる。
動物との暮らし。
それは循環する暮らし。
すぐそばに"いのち"を感じる暮らし。
子どもたちも、そばに動物がいることが当たり前。
一緒に牛の世話をしたり、赤ちゃんが生まれるととても可愛がる。
そんな彼らの生活が羨ましくもあります。
もっとインドの村の暮らしを知りたい。
また行きます!
それでは。