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現代の賢者が選ぶ、大切な人へのプレゼント

2月14日はバレンタインデー

贈り物をする人・される人の中で、
" 最も賢い人々 “
を取り上げた一冊の本があります。

ご存じでしょうか?
1905年にアメリカで発売されてベストセラーに
なったオー・ヘンリーさんの小説

『賢者の贈り物』

昔の教科書に載っていたので、聞けば
懐かしく感じる方も多いかもしれません。

▪️それを美談で終わらせないで

夫が欲しがる懐中時計の鎖を贈るために
美しく、長い髪の毛を売った妻のデラと、
妻が欲しがるべっこうの櫛を買うために
代々伝わる金の懐中時計を質に入れたジム。

すれ違う2人を切なく描いたこの名作が
実は私、子どもの頃とても苦手でした。

櫛を質に入れて金時計を取り返してから、
妻がもう一回、髪の毛を伸ばして売れば
いいのに...

無理や無駄のないことが " 賢さ " だと教えられ、それを信じて育った小学生の目には、不思議に
写ったんです。

どうして大人は、あたりまえの思いやりや
無駄に見える行動を美談にしたがるんだろう?


▪️賢者は笑顔をたやさない

後になって気づいたのは
贈り物をする人・される人の中でいちばん
賢い人=賢者って、

そもそも無理や無駄といった価値観に
こだわりのない、
" 何を贈っても贈られても幸せそうな人 "
のことを言うんじゃないのかな?と、いう点。

贈り物をして、思ったとおりの反応が
相手から返ってこないと不機嫌になるのは
賢いとは呼べないし、

贈り物をもらって、思ったようなものではないと
不満を言う人もどこか違いますよね。



" 心を込めて贈り物をするのは、自分がそう
   したいからで、人から何を贈られても
   喜んで受け取れるのも、そうしたいから "


これからはそんな、のびのびとした
現代の賢者達が増えて、バレンタインデーを
盛り上げてくれることをひそかに期待して
います。

あなたがこれから選ぶ大切な人への贈り物も、
その気持ちごと笑顔で受け取ってもらえます
ように!


「 贈り物と恋愛と人生は、
 ふたを開けてみるまでわからない 」


今日の空でした。

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