見出し画像

自己成長を感じれるのもまた世界遺産

突然ですが、普段「自分は成長しているな」と感じることって多いですか?

誰かのひと言で自分の成長に気づくことはありますが、ひとりでいる時にはなかなか自分の成長って実感できないものですよね。

自己成長に気づくとモチベーションがあがり、よりパフォーマンスを発揮できることもあります。

そこで自己成長に気づくためにオススメしたいのが"世界遺産"なんです。

◆自己成長を感じれるのも世界遺産

世界遺産はただ景色が美しいだけでは無くて必ずその遺産が経験してきた歴史や背景があります。
背景を知ると見える景色が変わって見えることってありますよね?

美しい風景がなんだかより一層尊く見えてきたり...

僕は23歳の時にトルコのイスタンブールに行ったのですが当時は世界遺産に1mmも興味が無くて...
「スゲー」「モスクでけー」くらいしか感じられていませんでした(笑)

でも今、僕がもう一度イスタンブールに行くと全く違う景色に見えるはずなんです。
なぜなら、世界遺産のことをたくさん学んだし、それ以上に沢山の経験を経たから。

だから、自己成長を感じれるのもまた世界遺産なんです。

人って成長過程の中では自分が前進しているのか分からなくなる瞬間ってあると思うんです。
まわりと比較して「自分だけ足踏みしているんじゃないか?」って不安を感じることも...

そんな時は一度行ったことある場所にもう一度訪れてみてください。見えるものが変わっていたり、何か気づきがあれば間違いなく"自分が変化した"証拠だと思うんです。

例えば、新幹線から見える富士山とか。
何でも良い。
いつも見ているものをもう一度見てみてください。

世界遺産や絶景は時に自分の成長に気づくヒントになって背中を押してくれるものだと考えています。

そして、訪れるなら僕は世界遺産をおすすめします。
なぜなら、世界遺産には歴史や背景が多く含まれていて気づきのヒントになる要素がたくさんあるからです。

イスタンブールのアヤソフィア(2013年)

◆世界遺産「キンデルダイク-エルスハウトの風車群」

冒頭で書いた通り世界遺産には必ずその遺産が経験してきた歴史や背景があります。

例えばオランダの世界遺産「キンデルダイク-エルスハウトの風車群」。ロッテルダムの南東約15km(バスで40分ほど)の川沿いに立ち並ぶ風車群が世界遺産に登録されています。

国土の1/4が海抜0m以下というオランダ。
そんなオランダの干拓は10世紀頃から始まり、水路を作って土壌の排水を行いながら農地に利用してきました。

というのも、オランダ沿岸部は元々、泥炭地。いわゆる湿地。標高が低い土地を開墾したためやがて土地は周囲の河川より低くなり、洪水を防ぐための堤防や排水システムが必要になったんです。

しかし、低地であるこの一帯では自然流下による排水が難しいため、排水ポンプの導入を決めます。
その動力となったのが風の強いこの地の利を活かした“風車”でした。

世界遺産に登録されているキンデルダイクの19基の風車

湿地帯を干拓することで国土を広げてきたオランダ。国の花であるチューリップの栽培も風車が干拓に一役買ったからこそ広まったと言われています。

この地の風車は「風車守り」と呼ばれる人々が管理しています。風車を回すためには、まず風の方向に羽を回転させ、15mもある4枚の羽に帆を張ることから始めるそうです。そして、なんと!風車自体が風車守りの家になっているんです。250年以上続く歴史の中でずっと変わらず風車守りが風車を動かし続けて、管理して、その熟練の技を次世代に継承してきているんです。

つまりこの景色は、人々が250年以上も作り続けている景色とも言えるんです。
すごくないですか?

◆世界遺産はストーリー

このように世界遺産には必ずその遺産が経験してきた歴史や背景があります。
だからこそ、ただ絶景を視覚的に眺めるだけではなくて背景を知ることも世界遺産を楽しむ価値になると思うんです。

世界遺産は人ではありません。
でも、そこに関わるストーリーが必ずあります。

いつも見ている景色が変わって見えたり。
それによって自分の成長を感じることもできたり。
ストーリーを知ることであなたの生活のヒントになるかもしれません。

この記事を読んで興味がわいた方はぜひいろんな世界遺産を知ってみてください!
(現在、1,223件の世界遺産が登録されています)

「もっと深く知りたい!」という方はポッドキャストで詳しくお話ししているのでぜひ聴いてみてくださいね😊

最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事があなたの何かに役立ちますように。
それではまた!

Podcast「行きたくなる世界遺産!」
ミド

いいなと思ったら応援しよう!