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【日本を200年企業世界1位国にした「三方よし」の更に根底にある2つの理念とは?】


起業家の方々から
よくお聴きすることがあります。

組織が10人超えると
運営が難しくなって来ると。

さらに20人ぐらいになると
厳しくなると。

1つには、

優秀なトップでも
直接にメンバーを見れる人数には
限りがあるからでもあります。

人数の壁があるようです。

サラリーマン時代からのお付き合いしている人があります。

その後、その方は独立起業しました。

そして、今では自身が立ち上げたグループ企業の会長になっています。

やはり、その方も同じ経験をしているのです。

そう、

当初の10人程度の会社では、
ある日社員が一斉に辞めてしまい
会社が崩壊。

でも、
その方はあることから
事業の流れを
変えることに成功しました。

そう、

人はお金だけで動いているのではありません。

トップが目指す先や方向に
社員や周りが
共感してプライベートでも
賛同することがあります。

その発信をしたのです。

ビジネスの理念を
ブログや書籍出版で発信しました。

すると彼のもとには
考え方に賛同した社員が集まり始めました。

そうなると
どう変わったでしょうか?

会社の経営が厳しい時も
社員は離散するどころか、
反対に社員から
彼は助けられるようになったのです。

そう、

考え方や理念が大切なのです。

では、
どんな理念が
良いのでしょうか?

世の中には
色々な理念があります。

それら理念の中でも、
100年そして200年続く
企業の理念があります。

2020年に
日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査がありました。

世界の創業100年以上の企業のうち、半数近くが日本の企業でした。

さらに創業200年以上の企業では、その比率は65%までになったそうです。

実はそれらの創始者は共通して
多くが近江商人の流れを
継承しているのです。

では彼らはどのような理念を
持っていたのでしょうか?
 
ご存じ、「手前よし・相手よし・世間よし」の
『三方よし』です。

更にこの理念「三方よし」を
実践するに至った
『思想の源流』は
いったい何だったのでしょうか?

その根底に流れる
思想の源流です。

まず

⑴原因・環境・影響の関係を
的確に理解した理念
です。

これに加えて理念のお大きな
特徴がもう一つあります。

ところで、、、、

先日、東洋経済の記事を目にしました。

「今の時代、企業は自社周辺の限定的なコミュニティだけを見渡して「三方」とするのではなく

視点を『世界』『地球』へと広げなくてはならない」

と言うものでした。

今日の日本で実践されている
「三方よし」は
限定的だと言うのです。

そう、

三方よしの
源流の思想は
本来もっともっと広い範囲を
相手とするものなのです。

ではそれは
どんなものでしょうか?

⑵全ての生きとし生けるものを
救済の対象とする理念

地球規模だけでなく
宇宙空間さえも対象です。

自分もそして同時に
自分と敵対するものさえも
救済の対象です。

なので、

短期的な狩猟型の考えは
そこにはありません。

顧客や社会と言う『田んぼ』に
『モミダネ』を下ろして
そこからモミダネの何万倍もの
実りを得る。

まるでそのように
循環型の持続可能な
事業です。

今日ようにSDGs
世界的に言われ始めた今、
それは注目され始めています。

【編集後書】

三方よしを提唱した近江商人。

彼らは正しく伝えられた仏教の
熱心な実践者でした

何がそこには根底として
説かれていたのでしょうか?

⑴原因()・環境()・影響()
つまり、
因縁果を基盤とした理念が
根底にありました。

まずはこの理念により

宗教を超えて、
果ては科学者までも、
すべての人が納得するであろう
因縁果の法則ですべての人を統合し導く。

(<ひと口メモ>
現に、仏教は
・日本にとどまらず
世界的企業のGAFAのリーダーからも注目されています。
・アインシュタインも
科学と両立する宗教があるとすれば
それは仏教だと断言しています。)

⑵真の仏教は、全ての生きとし生けるものが救済の対象です。

ブッダの出世本懐経は
法華経ですが、
出世本懐の中の本懐経は
『大無量寿経』です。

(<ひと口メモ>
それが証拠に
時が流れすべての経典が消滅しても、
『大無量寿経』だけは残ると
ブッダは言い遺されています。
:「特留止経」)

では、その大無量寿経には
何が説かれているかです。

大宇宙のすべて
生きとし生けるもの
(十方衆生)

崩れることがない
この上がない幸せ
(信楽)

してみせると言う誓いが
説かれています。

それは、
ブッダつまり
釈迦牟尼ブッダ自身が
言われるように

「大宇宙の仏方が本師本仏と誉め称える仏」の誓いです。(阿弥陀経)

宗教の違い・民族・敵味方の区別なく全てが救済の対象である
弘い誓いなのです。


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