浮気している夫に突きつけた「不倫の条件 15箇条」
私が最初に結婚したのは、24歳のときだった。
私は、自分を束縛しない、自分に命令しないという人が絶対条件だったので、「浮気」に関して、わりとルーズな考えだったようだ。
おそらく、浮気にルーズなのは、
・人の愛情とは続かないもの
・一夫一婦制にそもそも人間としての限界を感じる
・そこまで人を愛したことがない
という私の個性によるものだったと思う。
父親は浮気はしなかったが、私に体罰したり八つ当たりしたりする人だったので、ベースに「男性不信」がある私は「彼氏はいるのに恋愛こじらせ女子」という変な状態にあった。
しかも、幼少期に習いごとの先生にキスされたり、数え切れないほどの回数痴漢被害にあったり、あらゆるセクハラをされて本質的に男性のことを見下していたのもある。
それなのにモテていたので、一度目の結婚では「浮気したけりゃすればいい。でも、私を失望させたら私からいつでも縁を切るから」と心の中で思っていた。
さらに、自分が「本当に好きだ!」と思ったことがないから、いつも彼氏ができても、すぐに「なんか違う」と思い始めて、すぐに別れたくなるような薄情なところがあった。だから、浮気はしてしまうものだろうという、「浮気を擁護する女子」だった。
だから、「お互いに浮気する可能性はある」を前提として、結婚生活に入ったというのが、本当のところだ。
結婚して一年目で「浮気」に気づく
5月に結婚したが、ちょうど式のころに月のものが来ていた。その翌月、月のものが来なかった。ハネムーンベビーだった。
しかし、その同じ年の10月ごろ、夫の「社員旅行」が突然、一泊伸びた事件があった。そして、土日の休日出勤が増えた。
さらに、夫が指輪をなくす事件があった。帰宅してきた夫は、私がドアを開けるや否や、第一声で不自然に感情を込めて謝ってきた。
「ごめんな。今日、会社でコップ洗ってるときに指輪を外して、そのまま忘れてしまってて」。
……いやいや、あなた、家でお皿洗う時にも、お風呂入る時にも、指輪を外さない人ですよね? とは言わずに、泳がしておく24歳の私。
そして、決定的だったのが、同じ年の12月に高級アクセサリー専門店で指輪を買った履歴がカードの明細に残っていた。私の指輪よりも少しだけ安いだけのもの。
これを確認したのは、おそらく、娘が生まれる一ヶ月前だったと思う。11月の誕生日が過ぎて25歳。「みんなからのプレゼントを俺が代表で買った」そうですよ(汗)。
私は、この指輪についてどういうことなのかを確認する時に、「不倫するのなら、この条件を守ってくれという、「不倫の条件」という紙を、ワープロで作成して、彼に渡すことにした。
25歳が作成した「不倫の条件」
禁止事項15と、心得8つが書かれている。
「この条件が守れるのなら浮気しても構いません。そして、守れないのなら離婚を覚悟でどうぞ」と、感情的にならずに冷静に当時の夫に渡したのだった。
後に、夫に「感情的になられるよりも、ずっと、効いた。怖すぎる」と言わしめたもので、その後、確かに不自然な休日出勤は無くなった。
そんな話を昨日「つくよみお茶会」というイベントでしたところで、そのワープロ文書がちょうど出てきたので、スキャンしてみたので、その画像をアップしておく。
流石に面白すぎるので、こちらは恐れ入りますが「有料」にさせてください(笑)。25歳の妊婦が大きなお腹で一生懸命作った文書なので、ゆっくりとご堪能あれ。
あくまでも「婚姻関係を継続するため」に考えたものです。別れて慰謝料をふんだくりたい方の役には立ちません。
念のために、文字に起こしておくと、禁止事項として
こどもを作らない
病気をもらわない
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