fukko(シンガーソングライター・インタビュアー・ラジオパーソナリティ・絵本作家)

京都在住。歌う・踊る・創る。感情をほどき螺旋に生きる。R社編集を経て、日経BP社、小学…

fukko(シンガーソングライター・インタビュアー・ラジオパーソナリティ・絵本作家)

京都在住。歌う・踊る・創る。感情をほどき螺旋に生きる。R社編集を経て、日経BP社、小学館、NHKなどインタビュー実績2千人。元All Aboutコラムニスト。禅修行経験有。呼吸法講師。認定心理士。保育士。HSS型HSP。ADHD。元シングルマザー。個別カウンセリングは原則不可。

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最近の記事

恵まれている人は「ない」ことの辛さを知らない。それは経済でも異性からの愛情でも同じ。寅子はよねに拒否されても歩み寄り続けた。だからこそ、よねも、もう少し変化があってもよかった。「恵まれている人だからこそできることがある」とわかれば、その人の役割に応援の気持ちが生まれるはず。

    • 自分に無いものを持っている人へのイライラって意外に根深くて、中高年になっても続くとは思う。だけど、それなりに人とぶつかり合い、少し深く知り合うと、自分に「ある」けれど相手には「ない」ものにも気づけるものだし、もっと柔和になっていくものだと思う。よねなら、絶対もっと変われたと思う。

      • 「虎に翼」、よねのしゃべり方、髪型、服装が最後まで変わらなかったのが、一番残念だったかも。裕福な寅子に「お前にわかるわけがない」というよねの気持ち、よねほどじゃないけれど、貧乏を経験したので少しだけわかる。とはいえ、ゆとりある暮らしも幼少期に経験してるので寅子の立場も少しわかる。

        • 無料相談を受けつけていない理由

          無料で相談に乗っていた私の「優しさ」は、結局は利己的だった インターネットを始めたのは、27年前。次女が生まれたころからだったと思う。当時は、「ブログ」という言葉すらなくて、私は、「日記サイト」に日記を書いていた。当時の借金トラブルの夫のこと、娘たちとのことなど。 三女を妊娠したときには、プレママだけのメーリングリストに入っていた。そこでのやり取りでも、三度目の妊婦の私は、ちょっと頼られる存在になっていた。いや、そうありたいとそうしていたのだろう。 おかげで、たくさんの

        恵まれている人は「ない」ことの辛さを知らない。それは経済でも異性からの愛情でも同じ。寅子はよねに拒否されても歩み寄り続けた。だからこそ、よねも、もう少し変化があってもよかった。「恵まれている人だからこそできることがある」とわかれば、その人の役割に応援の気持ちが生まれるはず。

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        • 機能不全家庭で育った仲間へ 〜毒親・虐待サバイバー向け〜
          10本
        • レジリエンスの法則
          15本
        • パニック障害を克服した話
          7本
        • 理解と共感に頼らないパートナーシップ
          6本
        • 君がいる風景
          10本
        • fukkoのオリジナル曲
          3本

        記事

          私たちは近づき過ぎると傷つけ合うヤマアラシ

          距離が大切だ。 なにごとも。 人との距離はもちろん 自分自身との距離さえも。 心が病んでいるとき 私たちは 【ジブン】に入り込み過ぎている。 自分のことばかり考えて 逆に、自分が見えていない。 2,000人以上にインタビューをしてきて わかったことがたくさんある。 今日の話題について2点挙げると 専門家だからこそ見えていないことがある ということ。 そして、 人は自分が話したことを覚えていない ということ。 録音している音源を聞いて 言葉を起こした原稿を校正チェ

          黒い羊は、たしかに浮いているが、黒い羊同士が出会うと、あっという間に意気投合するということもある。あるべき場所に身を置けばいいだけなんだろうと思う。 スケープゴートの特徴は「ごみ箱」や「サンドバッグ」になること。私は、二度と、ごみ箱にもサンドバッグにもならない。そう決めている。

          黒い羊は、たしかに浮いているが、黒い羊同士が出会うと、あっという間に意気投合するということもある。あるべき場所に身を置けばいいだけなんだろうと思う。 スケープゴートの特徴は「ごみ箱」や「サンドバッグ」になること。私は、二度と、ごみ箱にもサンドバッグにもならない。そう決めている。

          アダルトチルドレンの7つのタイプの中の「スケープゴート」を表している。私の幼少期の話を聞いたタイラが「BLACKsheep」とつぶやいた。英語圏では家庭や社会集団のなかで異質な存在を「厄介者」という意味を込めて、こう呼ぶそうだ。

          アダルトチルドレンの7つのタイプの中の「スケープゴート」を表している。私の幼少期の話を聞いたタイラが「BLACKsheep」とつぶやいた。英語圏では家庭や社会集団のなかで異質な存在を「厄介者」という意味を込めて、こう呼ぶそうだ。

          世界的に知られる舞踏家の故・アンナ・ハルプリンの『Tamalpa Institute』のコアスタッフで講師のタイラ・レスターが来日したとき、我が家を宿にしてもらった。タイラと平岡智子さん、うちの夫婦と夜遅くまで4人で話をした時に、タイラに教えてもらったのが「黒い羊」という言葉。

          世界的に知られる舞踏家の故・アンナ・ハルプリンの『Tamalpa Institute』のコアスタッフで講師のタイラ・レスターが来日したとき、我が家を宿にしてもらった。タイラと平岡智子さん、うちの夫婦と夜遅くまで4人で話をした時に、タイラに教えてもらったのが「黒い羊」という言葉。

          「笑顔」のプレゼント 〜まず「個」を想う〜

          人見知り。そう自己紹介すると、いまやだれからも「嘘でしょう?」と言われる私は、インタビュアーやラジオパーソナリティをしている。でも、小学校・中学校と、集団無視や体操服や上靴を隠されるなどの陰湿なイジメを経験した。自分の意見がはっきりしているわりに傷つきやすく繊細で人間関係には苦戦した。 小学生のころは特に怖がりで、なぜかいつも「目に見えないだれか」に見られているように感じていた。数人でやった悪戯も私だけが見つかってしまう。掃除の時間に数分だけサボったら人がいなくてもなぜかバ

          似たような症状・境遇の人と交流することは必要か

          似たような症状・境遇の人との交流すると、救われるのだろうか。 経験上、メリットとデメリットとどちらも振り幅がすごいと感じている。わかり合える? そうだろうか。まず、交流することによるデメリットから。 比較が始まる 例えば、毒親同士。 「私の方が大変だった」 「僕の方がひどい親だった」 と比較が始まる。 例えば、離婚シングルマザー。 「うちの夫なんかもっとひどい」 「うちの義両親なんかこんなこと言った」 と比較が始まる。 例えば、パニック障害の症状。 「私の方が発作の

          「心の病気」を治して残りの人生を楽しみたい人に伝えたいこと

          1)「治したい」という願望ではなく「治す」という「覚悟」 「治したい」「治らないかなぁ」「治りますように」という期待、希望、祈りではなく、「治す」と心で決めること。 渦中にはその決意が揺らぎます。でも、厳しいようですが、少しでも「だれか助けて」「私ってかわいそう」と思っていると治りにくいです。 かわいそうなほうが、絶対に人に優しくしてもらえるので、どこかで「かわいそう」な状況を欲するのが人間です💦(反省)。 「必ず治すのだ」と「覚悟」を決めることが、心の病気には非常に

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          続・メジャーではないアーティストの音楽の価値はどこにある?

          多くの人は「上手」か「有名」で音楽に価値を感じる 洋服を買いにいくと、「それ、流行っていますよ」と得意げに言われます。ジェラート屋さんで並んでいると前の人が「どれが流行っていますか?」と注文しています。 私は、そこにいつも疑問を感じます。なぜ、流行っているものを勧めるのだろうか、なぜ、流行っているものが知りたいんだろうか?と。 流行っているもの=間違いない。 著名な人=信頼に値する。 そうした「だれかの尺度」を、日本人は非常に評価します。そして、自分で「いい」「価値が

          続・メジャーではないアーティストの音楽の価値はどこにある?

          メジャーではないアーティストの音楽の「価値」はどこにある?

          経験の年数、ジャンル、世代を問わず、「オリジナル曲」を1曲以上という条件で出演できるライブ「みんnanoライブ」を2018年に始めた。オリジナル曲を安心して披露できる場があればと立ち上げたもので、プロを含む、キャリアもジャンルも年齢も違うさまざまなアーティストが出演してくださっている。 今年は、9月8日(日)。7回目の開催だった。昨年から、会場を「円山公園音楽堂」にしている。昨年10月1日に開催したが、まちづくり活動に関わっていると、10月初旬かなりバタバタするからだ。その

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          パニック障害を薬を使わず克服した話⑤ 〜予期不安が起こったら〜

          パニック障害だった27年前。 当時の夫は、夜中に発作が起きても 全く助けにならない人でした。 呼びかけても、揺さぶっても 一切、起きることがないというタイプ。 子どもたちはまだ小さいので 怖がらせたくないので、 20代の私は、一人でこの「パニック障害」と 格闘していました。 それでも、どうしても離婚したい! 離婚して子どもたちを育てるためには なにがなんでもパニック障害を克服するのだ! という一心で、私はいろいろ試しました。 借金ばかり重ね、どんどんお金を減らす夫。 娘た

          パニック障害を薬を使わず克服した話⑤ 〜予期不安が起こったら〜

          パニック障害を薬を使わず克服した話④ 〜具体的な方法・呼吸法など〜

          1997年にパニック障害を発症してから4年、薬を使わずに2001年に克服した私の克服方法をお伝えしています。どういう人がなりやすいか、きっかけなどは別の記事に書いています。 パニックは、医学や心理学などの学問だけでは治りにくい病気です。必ず、自分の身体の声を聞き整え、自分の魂(精神)を紐解き、禅の思考(いまここ)を学び、心の鍛錬をする必要があると、私は思います。 今回は、大まかに私が役に立ったと思っていることをお伝えします。 ●思考:書物や情報など 心理学や精神医学より

          パニック障害を薬を使わず克服した話④ 〜具体的な方法・呼吸法など〜

          失敗して落ち込む人は実は「自信家」だ。

          行動の結果って、 成功か失敗かの二択 って思い込んでいる人が すごく多いのだなと感じる。   すべての結果は 長い長い物語の途中。 行く川の流れは絶えずして しかも、元の水にあらず。 川の形に成功も失敗もない。 ただ、そこにある。   伸びてゆく森の木の形に 成功も失敗もない。 ただ、そこにある 「いま現在のカタチ」。 それが「自然」なのだ。 と、自然のそばにると感じる。   すぐにうまくいかないとき 「自分はだめな人間だ」と 落ち込む人って、 実はすごい自信家だなと