カナダで働く広告マン

大手広告代理店で約15年間、コピーライターや営業として、医薬品、食品、ホテル業界等のクライアントを担当。その後、カナダに赴任。駐在期間終了後もカナダに残る為、本社を退社し、現在カナダの広告会社で、唯一の日本人ローカル社員として、グローバルブランディングを担当中。

カナダで働く広告マン

大手広告代理店で約15年間、コピーライターや営業として、医薬品、食品、ホテル業界等のクライアントを担当。その後、カナダに赴任。駐在期間終了後もカナダに残る為、本社を退社し、現在カナダの広告会社で、唯一の日本人ローカル社員として、グローバルブランディングを担当中。

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カナダで発見した「ポジティブ・シンキング」の使い方

生きていく上でも職場でも、ポジティブなメンタリティは重要だと言われています。ポジティな思考こそ、明るい未来を拓く。常に明るく、上機嫌でいて、ネガティブな思考に陥らない。ポジティブ思考の良さは、多くの皆さんが認識されていることだと思いますが、カナダでは、日本とは少し違うポジティブな発言や振る舞いに接する機会が多く、今回はその点について書きたいと思います。 ネガティブな発言は意地でもしない! 数ヶ月前、私の職場が新しいオフィスに移転。新職場は自分専用のデスクがなく、好きな席を

    • 褒めすぎ?自己肯定感を育むカナダの教育

      「今日よりも明日。明日よりも明後日」と、一直線上に右肩上がりの経済成長が続き、未来が想像しやすかった時代は終わったように感じます。今は混迷の時代となったことに加えて、人生100年時代になり、われわれの子供達の生涯に、何が起きるのか全く予想がつきません。そんな時代を生きる子供たちが、楽しく充実した人生を送る為に必要なイキヌキリョク(生き抜く力)のひとつが「自己肯定感」だと思います。 自己肯定感が強いとぐんぐん成長? 東洋経済オンラインに自己肯定感とは?について、簡潔な記載が

      • YouTuberを育てるカナダの小学校?

        小学生憧れの職業となったYouTuber。トップYouTuberともなれば、1億円越えの収入も夢では無いようです。 息子が通ったカナダの小学校の授業が、まさにYouTuberになるために、企画力・撮影・編集・プレゼン力を鍛える為の授業かのようで面白かったので、ご紹介したいと思います。 タマゴが割れない機械をつくって、コマーシャル! それは「学校の屋上から卵を落下させても割れないような装置を作る」という理科の授業。「卵が割れない装置を作る」というテーマだけでも十分に面白い

        • 人生100年時代。子供に必要なのは、良いところを伸ばす教育か。弱点をなくす教育か? (続編)

          前回は、子供をスペシャリストとして育てることの可能性について書かせて頂きました。今回は私の暮らすカナダで経験したことも踏まえ、これからの「理想の教育」について、書いて行きたいと思います。 どんな教育方法で、子供をスペシャリストに育てるのかわたしが暮らすカナダでは、子供が小学生など低学年のうちは、子供の強みを育てる、というよりも、基礎教養を積むため、日本と同様に国語や数学から体育に音楽の授業まで、広く授業が行われています。 ただ、授業とは別に、自己肯定感を高め、子供の個性や

          人生100年時代。子供に必要なのは、良いところを伸ばす教育か。弱点をなくす教育か?

          「数学はできるんですけど、国語の点数が悪いですね」とか「体育の授業は好きで熱心ですが、他の科目にも同じくらいの情熱を持ってくれると良いですね」などと、自分が学生時代に先生に言われたり、我が子が先生に指摘された経験がある人も多いかと思います。 日本の教育は子供の良いところや個性を伸ばす、というよりも、弱点をなくす教育。何かの科目だけで飛び抜けてAの成績を取り、他の科目がCやD評価よりも、まんべんなくB評価を取ることの方が良しとされる、そんな傾向があると思います。 日本文化と

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          海外勤務の夢を実現させる3つのポイント! (続編)

          前回は、海外勤務の夢を実現させる為の一つ目のポイントとして、英語力について書かせて頂きました。今回は残りの2つについて。まずは、カナダと日本の広告会社勤務で学んだポイントから。 板挟み力のUP!日本人である、ということとは直接、関係せずに勤務可能な場合(例:技術者などの専門性の高い職種)を除いて、日系企業で働く場合に、日本人であるわれわれには、海外支社の状況を日本の本社に伝えたり、逆に、本社からの指示や連絡事項を海外支社の同僚に伝える、と言った日本とカナダを繋ぐ業務が多いと

          海外勤務の夢を実現させる3つのポイント! (続編)

          海外勤務の夢を実現させる3つのポイント !まずは一番、気になる英語について。

          前回、海外(カナダ)の日系企業で働くこと、また、駐在員として、その後、ローカル社員としての勤務している私の経験について書かせて頂きました。今回は前回を踏まえ、海外勤務に興味もある方に、夢を実現させる為の私なりのアドバイスを書かせて頂ければ、と思います(ここでは、より現実的(?)に起こり得そうな海外の日系企業に駐在員として勤務する場合、且つ、英語圏への赴任を想定しています)。 English! English? 職種やコミュニケーション上の必要度によって差があるとは思います

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          海外の日系企業で働くって、どんな感じ? 駐在員とローカル社員の差は? 両方を経験した私の本音をご紹介!

          「いつかは海外で働いてみたい」と考えている方も多いと思います。あるいは、若い頃に夢見たものの、日常に忙殺されている中で、「もう、無理かな」と半ば諦められている方もいるかもしれません。 「海外で働く」には様々な方法があり、海外の大学を卒業して、そこから得られる就労資格を得て、現地企業に就職したり、自分で起業する、などの方法もあるかと思います。ですが、私のように、日本で10年以上の社会人経験があり、また、既に家族がいる方などの場合は、「海外で働きたいから」という理由で、勤務先を

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          外国人とのコミュニケーションのコツ。海外でスグに使えるワザとは?(続編)

          昨日の投稿「外国人とのコミュニケーションのコツ。海外でスグに使えるワザとは?」の続編として、今日は実際に使えるワザをご紹介して行きたいと思います。 単語の選び方で、弱気に見えてしまう日本人 書籍「異文化理解力 – 相手と自分の真意がわかるビジネスパーソン必須の教養」内の記述で、わたしとしても、自分の英単語使いで大いに同意する部分だったので、少し長くなりますが引用します。 はっきり発言する文化では言語学で言う「アップグレード」の機能を持つ言葉、ネガティブな言葉の前や後ろに

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          外国人とのコミュニケーションのコツ。海外でスグに使えるワザとは?

          つい数年前まで「上司は外国人」と言うと物凄く驚かれることもありましたが、最近は都心のオフィス街で、外国人の方を目にする機会はとても増えており、職場に外国人がいることは、それほど、珍しいことではなくなっているように感じます。 これからの時代、「上司は外国人」どころか、業種によっては職場の半数は外国人とか、スカイプで世界中の拠点と定例会議、もしくは日常的に外国と英語メールでビジネスを進めている、というケースが間違いなく増えていくこと思います。 わたしもカナダで仕事をしている中

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          AI翻訳時代に、子供に英語教育が必要な「3つの理由と勉強法」

          グーグル翻訳やスカイプ自動通訳など、AIによる翻訳や同時通訳の精度は日々、向上しているようです。私も仕事で、グーグル翻訳を使うことがあるのですが、プロが書いた原稿であれば、かなり正確に翻訳が可能だと実感しています。今後、精度が上がり、スピードも早くなれば、これらのツールを使って外国人とコミュニケーションする光景が日常になる日も、そんなに遠くかもしれません。 今後、社会が更にグローバル化していく中で、英語が共通言語であることに大きな変化はないと思いますが、果たして、AI翻訳の

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          同じ単語でも違う解釈。日本とカナダの「働き方の差」が英語にも出ている??

          海外企業とのプロジェクトで、外国人担当者とスムーズにコミュニケーションをしていたにも関わらず、途中で色んなことが噛み合わなくなって来た、と言う経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。その原因は、もちろん、働き方や文化の違いによることが多いかと思いますが、私が体験した「同じ英単語を使ってコミュニケーションしていても、そこに込められた意図や考え方が日本とカナダでは違う」という例をご紹介したいと思います。 プレゼンテーションは約束? それとも、オススメ? 以前、某日系クライア

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          カナディアンは日本人より働かない? カナダ企業で働いて分かったワークアンドライフバランス

          「日本人は外国人に比べて勤勉で良く働く」というお考えをお持ちの方もいると思います。口に出さないまでも、なんとなく「そうなんだろうな」と感じている方は、さらに多そうな気がします。正直言えば、5年前にカナダに来た当初、自分の中にも漠然とそのような考えがあり、カナダ人の働きぶりを見ては「やはり、日本人は良く働くなぁ」と思っていました。 しかし、カナダで暮らしてしばらく経って分かったのは、確かに日本人は勤勉です。特に、細部にこだわる丁寧な仕事は得意です。納期は守るし、依頼した内容に

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