自然写真家の写真管理方法・写真の行方不明をなくす(その1)
写真整理はきっちりできていますか?
デジカメは、フィルムカメラとは違い、フィルム代も現像代もかかりません。そのため、プロ、アマ問わず、多くのカメラマンが、気兼ねなく、たくさんの写真を撮影する時代です。
さて、皆さんは、そんな写真データをどうされていますか?
そのまま、カメラ内に入れたままだったり、パソコンや外付けハードディスクに、ためこんでいませんか?
せっかく撮影した写真なのですから、きっちり整理しておきましょう。
その日のことは、その日のうちに・・
いらない写真は、その日のうちに、削除してゴミ箱へ移すことが大切です。
ファイル名が整理の秘訣
僕は、写真を仕事にしているので、残している写真だけで数万点あります。そんな中から、出版社などから「○○の写真ありますか?」と依頼を受けたとき、すぐにその写真を見つけ出さなければなりません。その時に役立つのがファイル名です。
例えば、下のカブトムシの写真です。
パソコン画面をアップで撮影しているので、見にくくてごめんなさい。
ファイル名が「kabutomusi」になっていることに注目してください。
次の画面は、その日撮影した写真の中から厳正して、画像処理したものを、その月ごとにまとめたフォルダー集です。
このフォルダー集の中に、「kabutomusi」のようにファイル名を付けた写真が数万点入っています。
この画面の右上にこんな検索欄があります「ネイチャー(アマナ)」と書かれている部分です。これはフォルダー集の入った元フォルダーの名前です
検索欄に「kabutomusi」と打ち込んでみます
すると、数万点の中から、「kabutomusi」というファイル名のついた写真だけが、すべて画像表示されます
これで、画像を見ながら依頼のあった写真が、探し出せるわけです。
僕の場合、基本的に、撮影したその日に、まずいらない写真を削除、残す写真の中から厳正し、画像処理してファイル名を付けて保存
その写真についてのキャプション(説明)撮影地などを専用ソフト「adobe Bridge」で書き込む・・という作業をしています。
ですから、撮影に出かける朝、カメラのカードはいつも空っぽです