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性格診断でなにがわかる?

「AB型の蠍座の女」と聞いて、どんな人物を思い浮かべるだろうか。
血液型診断も星占いも全く信じていないが、自己紹介で爪痕を残すのに都合がよくて、たまによく使うフレーズだ。

昔から変わってるねと言われれば嫌味と分かっててもちょっと嬉しいし、「みんなと同じになりたいのになれない」という人の悩みを理解はしても共感はしない。(あなたがなりたい「みんな」なんて人格は存在しないし無理してなるもんでもないのでは…)
AB型の蠍座の女的発想。でも、これは後天的に与えてもらったたくさんの機会と成功体験のおかげでこういう人間になったのであって、血液型とか誕生日みたいな先天的な要素はあんまり関係ないと思っている。

そういうんじゃなしに、今現在の行動・思考原理や特性をもとに性格を分類してくれる性格診断も世の中にはたくさんあって、
ざっと個人的に受けたことがある性格診断だけでも
・リクルートやマイナビなどの適職診断
・SPIなど(新卒採用時にやったけど結果は教えてもらえない)
・エニアグラム(新入社員研修でやった)
・MBTI診断とかエムグラムとか(SNSで流行中)
・そのほか、アニメや漫画のキャラクター診断
なんかはいくつか質問に答えることで「あなたは〇〇タイプ!」「相性のいい〇〇はこれ!」と教えてくれる。
これは(血液型や星占いよりは)比較的なるほど~と思う部分もあるものの、
質問の中には「そんなん時と場合と相手によるがな・・・」というものも多く、その回答を根拠にした性格を言い当てられても「でも、時と場合と相手によるもんな・・・」という思いがぬぐえない。

なんで、こんなにも性格診断が流行するのだろう。
私がSNSで見かけた性格診断を自発的にやってみたいと思ったのは、
同じ診断をした人と共通の話題を手っ取り早く作れるからだ。それは、共通の話題を作らないと話題がないような関係の薄い人と仲良くなるのにはとても効果を実感している。

それだけじゃなく、人は心のどこかで、誰かに自分が何者かを客観的かついいように定義して欲しいと思っているのでは、とも思う。
「あなたはこういう人です!」と科学っぽい何かに基づいて断言してくれて、それが自分がぼんやりありたいと思っている姿を言語化してくれていると、ちょっと嬉しい。他人に「変わってるね」と言われるとちょっと嬉しいのと同じで。

個人的には、性格診断の結果を知ってちょっと嬉しい、で終わるのはもったいないな〜と思う。
性格診断の結果をもとに知らない人と会話が弾んだり、あえて合わないタイプの人と話してみて、自分のタイプではやらないとされていることをあえてやってみる
それだけであたらしい自分に出会えて世界が広がるかも。
そんなことを考えていたら、新生博でひとつワークショップができた。
名付けて「MBTI相性診断」。興味のある方はぜひお越しください。

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