#3 資格取得、そこはゴールではない。
働きながら学ぶという選択。
服薬しつつ、寄宿舎指導員の仕事に復帰しました。
すぐに退職したわけではなく、仕事を続けながら学び、資格を取得しました。
仕事を辞めたい!辞めて自分らしい働き方がしたい!
と思った時に、ちょっと冷静になってほしいのですが、自己都合での退職の場合、失業保険の給付日数も短いです。
退職金がたくさん入る仕事ならともかく、パートやアルバイトだと退職金もない。
そうなると、やはり退職後の備えは必要ですね。
本格的な資格を取ろう、本格的に学ぼう、と思ったら、それなりのお金が必要です。
全てがそうとは言えないけど、安価な資格、講座は誰でも簡単に学べるもの。
簡単に学べる、簡単に取れるということは、浅いということ。
安価な資格、講座では、ライスワークになるほどの学びは得られないのが当たり前です。
もちろんオリジナルの講座を、自ら生み出す方もいるので、一概には言えないけれど、生み出すまでにはやはりそれなりの時間はかかります。
勢いで辞めたけれど、暮らしていくのもままならず、資格を取る、学びを得るどころではない!となってしまっては、元も子もないので、起業に向けて思う存分学べるだけの蓄えはしておきましょう。
資格を取得したり学んだりしても、講師としての経験を重ね、それがある程度まとまった収入になるには、時間もかかります。
資金のない状態での起業は、焦りと不安を生み出すので、それがお客様に伝わってしまいます。
今やっている仕事は、資格取得のための資金を得る手段、軌道に乗るまでの繋ぎ資金を得る手段、くらいの割り切り方をし、働きながら下準備していくというのもいいですね。
私も割り切って、安定のお給料をいただきながら学び始めました。
無事に資格取得、やったー!いや、ちょっと待て。
資格を取りさえすれば、もうその道のプロ!
これだけ学んで、これだけ深い知識がある!
好きなことを学び、それを活かして食べていける!
そう思ったらあなた、大きな勘違いですよ。
そうそう簡単にお客様は来ません。
資格を取ったらゴールなのではなく、そこからがスタートです。
この資格、この知識を活かし、自分という人間の個性を活かし、どんな人に何を提供していきたいのか?
お客様のどんな困りごとを解決して、喜ばれたいのか。
ベネフィット(お客様にとっての利益、恩恵、満足できるもの)を決める、というのが大事です。
そのために必要なものは何か、やるべきことは何か、方向性が大事になってきます。
そんなものも決めずに闇雲に突っ走った私の紆余曲折は、また次回。
前回のお話し。
*** めぐみ@生き方美人クリエイター ***