もうすぐ会える、という期待が力になる
❝桜と相思相愛の日本人❞
あちこちで桜の話題が花盛りです。
今週末はきっとたくさんの人が
上を見上げて笑顔の花も開くでしょう😄
日本人は特にこの時期一瞬だけ楽しめる桜が大好きです。
もうすぐ花ひらくぞと、
名所と言われるところには
桜の前にボンボリの花が開きます。
川べりの並木道にも、公園にも
煌々と灯っています。
桜が咲き始めてから、散ってしまうまで
ボンボリは見守ってくれています。
花が散り果てて新緑になるころ
ボンボリのお役目は終わるわけなんですが、
これがあるおかげで、
桜を待ち望み愛おしむ気持ちが
何倍にもなるのは不思議ですね。
この時期には他の花もたくさん咲くのですが、
桜が別格なことの理由をちえみ目線で考えてみました。
それは山桜にあると思います。
冬の殺風景な山に
鶯が囀るようになると、
ぽつりぽつりと白い明かりが灯るように
山桜のランプがつきます。
誰が植えたわけでもないけど、
そこここに一本あるだけで、
山全体に春の息吹が感じられます。
山も目覚めた。
それを合図に
物事が新しく始まるのを楽しむように
労働にいそしんだんでしょうね。
もっと身近にその息吹を感じたいために
里にも桜を植え、
みんなが集まって秋の収穫を願って宴をし、
期待を胸に動き始めるんです。
いつまでもは咲き続けてくれない桜は、
「さー、宴は終わりです。動きなさいよ」
と背中を押してくれるために
さっさと散っていくんです。
風や水の流れに自らを泳がせ、
遠くまでその期待と希望を届けながら・・・
このあたりの桜は散り始めました。
代わりにたくさんの新緑が柔らかい透明感で
顔を出し始めています。
この新緑は成長すると
強い日差しから地表のものを守るかのように
木陰を作ってくれるのです。
秋には葉を落とし陽光を届けてくれます。
自然と一緒に生きてきた日本人が桜を好きな理由は
これだと思うんですよね。
ちえみ説、ほざいてみました🤭
❝桜と相思相愛の日本人❞
今日は金曜日。愛し愛される一日でありますように💖
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