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AppBank[6177] レビュー

http://www.appbank.co.jp/

【事業概要】

1.メディア事業
・appbank.net・・・ アプリ紹介サイト 
・ゲーム攻略サイト
・動画配信

収益は広告収益。
経費は固定費のみであるため、売り上げ増加に伴い利益も増加する。

2.ストア事業
スマホアクセサリーなどの販売。実店舗8店舗と、EC

*売り上げは両事業とも半々

(グループについて

AppBank株式会社
→appbank.net運営と、広告販売

apprise株式会社
アプリをメディアとして展開。広告収益を得る。

スタジオむらい株式会社
イベントや、動画配信で広告収益を得る。

AppBank Store株式会社)


「強み」客との接点を作ることができる

・AppBank.netでアプリの紹介をしていたが、何か購入したいお客さんが多かったため、AppBankストアを作ってものを売った。

・apprimeはスマホでゲームを楽しむ人が増えてきたため、新しく攻略サイトを立ち上げたことが当たった。

・スタジオむらい:iPhone4→iPhone4sの時に親が子供にお下がりスマホを与えた。その子供たちがyoutubeを見るようになり、爆発的に動画市場が伸びた。

・AppBankファンを中心としたAppBank経済圏の形成
新しいことをやった時に、すぐにフィードバックをくれたりする


「業績」2013年→2014年→2015年 (百万円)
売上高 1354→3012→3966
営業利益 38→644→912
営業利益率 3%→21%→23%


「今後」

・ゲームSNS「HIROBA」
ゲームの仲間を探して一緒に遊ぶ

・ユーザー接点のさらなる拡大
AppBank出店増加 商業施設向け

レストランもオープン

【5段階評価】 

成長性:4 スマホの普及に伴い、毎期増収増益。今期も増収な気がするが、そこで元役員の横領問題発覚。反社会勢力とは関係ないようだが、株主の信頼は落ちる。これがどう響くか。第一四半期の業績を見て判断しても遅くない。事業のターゲット顧客は子供であり、株主である大人ではないためあんまり影響でない??28年12月期の業績予想は非開示。

収益性:4 営業利益率20%強。IT業界では普通より良い。メディア事業は経費が固定費のみなので売り上げ増加に伴い利益は増加する。ここが利益率アップの鍵。

財務健全性:2 有利子負債比率が79%。営業キャッシュフローはプラスなので返済を続ければいいが、実店舗も出店増加予定なので注意。

市場における優位性:4 知名度がある。固定ファンが一定数存在する。特に、マックスむらいなどのユーチューバーに対してもファンがいることは強い。

割安感:3 PER38倍 PBR9倍。安くないが、新規上場にしては高くもない。

事業リスク:3 まず、元役員の横領問題。ガバナンスの問題だが、これは徐々に落ち着いていくだろう。ユーザーの嗜好の変化が特に目に付いた。ゲームは飽きられやすいものであり、常に新しくて面白く、ユーザーを惹き続けられるサービスを提供し続けられることができるか。あと、App StoreやGoogleストアなど他社のプラットフォームに依存しすぎていること。
さらに、レストランなど新業種に進出するがそれがうまくいくかどうか。

総合評価:3 初値を付けたあと、上昇を続け5000円の高値をつけた。その後売られ始め、横領問題で一気に下落。3/18現在、1500円近辺まで下落している。ただし、目下の業績は好調である。ネット(メディア事業)だけでなく、リアル(ストア事業)にも展開していることは素晴らしい。AppBankにしかできない娯楽を提供し続けて欲しい。どこかで上昇に反転すると思っているが、第一四半期の業績を見てからでもいいと思う。


「財務体質」


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