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STUDIOUS[3415] レビュー
http://www.studious.co.jp/
【事業概要】
アパレル。
セレクトショップ「STUDIOUS」と自社開発の「UNITED TOKYO」展開。主にモードファッション。オリジナル商品は全て国産。
2月決算。
・セレクトショップ「STUDIOUS」
20〜30代をターゲット
1.8万円の客単価
自社ブランド:仕入れブランド=5:5
・「UNITED TOKYO」
新展開店舗
20〜40代をターゲット
1.5万円の客単価
全て自社開発製品。
「店舗展開」
・実店舗
東名阪 福岡中心。
現在、STUDIOUSは16店舗 UNITED TOKYOは3店舗
路面店や商業施設(ルミネ・パルコなど)に展開
・EC店舗
ゾゾタウン内に2店舗 自社のECも展開
「強み」
・日本の最先端TOKYOブランド(東京を拠点に活動するデザイナーズブランド)を約20ブランド(日本一)取り扱う。
・現場主導。現場側の人間が商品の仕入れ・企画等行う。
→評価軸が営業利益重視。ついで粗利、在庫回転率、人件費と続く。
→ブラックになりやすい??
「今後」
「STUDIOUS」の店舗増加。都市部を中心。2〜3店舗/年ペース
「UNITED TOKYO」の店舗増加。5〜6店舗/年ペース
女性向けを増強 目標半々(現在3割程度)
将来的には日本版のルイヴィトンを目指す
・モバイルに特化したプラットフォーム作り
・有力なブランドと協力も
「業績」2013年→2014年→2015年(百万円)
売上高 1873→3085→4470
営業利益 248→498→628
営業利益率 13%→16%→14%
自己資本比率 26%→41%→48%
連続増収増益。
インバウンドが急増。一時的な客よりも、それをリピーターとしてつなげていく取り組み(中国人スタッフの採用)。
【28年2月期第三四半期決算短信より】(百万円)
売上高 4170 進捗率 69%
営業利益 397 進捗率 61%
自己資本比率は60%となる
【5段階評価】
成長性:4 毎期増収。新規出店がうまくいっている。UNITED TOKYOはまだ立ち上がったばかりであり、これが乗ってくるとさらなる成長が期待できる。
収益性:5 アパレル業界において、他社に比べると利益率は高い。他はいいところでも10%いかないぐらい。一つ頭抜けている。
財務健全性:4 自己資本比率60%に乗ってきた。安心。
市場における優位性:4 ①競争相手の少ないモードファッションのマーケットであること。②現場主義の経営であるため、市場に対する感度は高くなる。社員それぞれの強みが店の強み、会社の強みとなる。
割安感:4 PER12.6倍 PBR4.4倍。割安感あり。
事業リスク:3 景気の影響を受けやすい。経済悪化による消費マインドの落ち込みは心配。あと、現場主義なので現場の人間が何でもこなせないといけない。これはブラック企業につながるのでは??
総合評価:5 業績好調。利益率も高い。社長も「余計なことをやらず、地に足をつけながら経営していく」と語っており、好感持てる。無理に拡大しようとせず、事業を環境を見ながら経営していけば結果もついてくる。買いです。
[チャート分析]
(大和証券チャートより)
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