見出し画像

ブランドロゴの決め方

マイブランドのブランド名が決まったら、次に考えるのはブランドロゴです。ブランド名と同様にロゴはマイブランドにとって、とても重要な位置づけになります。ホームページやオンラインストア、商品にはもちろん実店舗があれば看板、ショッパー(紙袋)、ショップカードや名刺等ありとあらゆるものに使用します。ロゴは一度決めてしまったら簡単には変えられませんので注意が必要です。

では、どのようにロゴを決めたら良いのでしょう?ご自身でデザインができる方なら問題ありませんが、そんな方はなかなかいないでしょう。必然的に誰かにお願いすることになりますね。外注です。マイブランドの立ち上げで一番最初の外注がロゴデザインになると思います。
では、まず一例として私の場合をお話ししましょう。
私がマイブランド『TANBI』のロゴデザインをお願いしたのは豊田秀夫さんです。グラフィックデザイナーで「HIROKO KOSHINO」や「WHG HOTELS」のロゴデザインを手掛けている等、実績も申し分ない方でとても素敵なロゴをデザインしていただきました。
豊田さんには私の過去の職場でフリーペーパーやDMの制作物を担当していた頃、デザインを外注していました。デザインする前には必ず丁寧にヒアリングしてくれますし、タイトなスケジュールでも締め切りは必ず守ってくれます。センスも非常に好みでしたし、私が忙しさのあまりピリピリして無茶振りしても穏やかに対応してくれるようなとても仕事のしやすい方でした。
そういった過去の取引実績がありましたので迷わず豊田さんにお願いしました。でも豊田さんとの出会いは過去の仕事ではありません。実は10年以上前、親友に「ちょっと面白い人と知り合って渋谷で飲むことになったから来なよ。」と誘われて飲みに行った場で知り合ったのが豊田さんです(笑)。まさかその時は一緒に仕事をすることになるとは夢にも思いませんでしたし、実際その後しばらく連絡することはありませんでした。
ところが数年後に私が仕事で制作物を担当することになったものの、社内にデザイナーを知っている者がいなく「あ、そうだ、豊田さんっていたな。ちょっと連絡してみよう。」とその後初めて連絡を取り、仕事をお願いするようになったのです。出会いやきっかけってどこに転がっているかわかりません。最近痛感するのは日頃の交友関係の積み重ねにある日突然助けられることが多々あることです。友人がものすごく多いわけではありませんが、いろんなタイプの人間と付き合うようにしていますので何かあれば誰か助けてくれるだろうと思っているところがあります(笑)。
もし、「えー、デザイナーの知り合いなんていないよ~。」と思ったら是非友人知人を頼って探してみてください。マイブランドを立ち上げる行動力のある方なら社交性もある方なはず。きっと見つかりますよ、周りに聞きまくってみてください。ゼロから関係性を構築するよりはいいと思いますよ、知り合いの知り合いの知り合いくらいでも。

それでも「いやいやいや、デザイナーなんていないですマジで!」と焦っている方もご安心ください。現在はあらゆることがインターネット上で解決できる時代です。個人とクリエイターをマッチングしてくれるサイト等いくらでもあります。最も有名なのは「ランサーズ」でしょうか。過去の実績やレビューなども載っていますし仲介がきちんとしているのでお金だけ取られて逃げられた…なんてことにもなりません。どうしてもコネクションが無かった場合は利用してみましょう。

あまりお勧めしないのはロゴメーカーソフトのようなオンライン上で自動でロゴを制作してくれるシステムです。どうしてもありふれたデザインになりますし、前述した通りロゴは簡単には変えられませんしマイブランドにとってブランド名と同じくらい重要です。安価とはいえ、お勧めしません。目安としては、最低限数万円の予算は組みましょう。企業ロゴ等は数十万~が普通です。どうしても予算がなければ美大生等でもいいと思います。

立ち上げ時はびっくりするくらいお金がでていきますが、ロゴデザイン費をケチるのは絶対後で後悔します。ちょっと背伸びするくらいの気持ちで素敵なロゴをつくってくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!