赤ワインのお話 カリニェナ(Brao)
こんにちは、スタッフの松本です。
IKEYAでは、主にフランスやスペインのワインを取り扱っています。
今回は、赤ワイン品種の「カリニェナ」とIKEYAで取り扱っているワイン「Brao」をご紹介します。相性のよいIKEYAのお料理も紹介していますので、参考になさってください。
原産地
スペインのアラゴン地方が原産といわれ、フランスでは「カリニャン」と呼ばれています。
ウドンコ病に弱い品種であるため、栽培が難しく栽培面積が減っていた時期もありました。しかし、近年プリオラートが個性のあるワインを作り出すことに成功し、この品種の評価が高まってきています。
生産地
フランスのラングドック・ルーション地方をはじめ、スペイン、イタリア、アルジェリア、モロッコなど比較的暖かい地中海岸沿岸やカリフォルニアなどで栽培されています。
Catalunya / Brao (カタルーニャ / ブラオ) 2011
*カリニェナ70%、ガルナッチャ30%
産地:カタルーニャ地方、モンサン
土壌:リコレリャ(粘板岩)、石灰質、花崗岩質
熟成:オーク樽で13ヶ月間(フレンチオーク30%、アメリカンオーク70%)
相性のよいIKEYAのお料理:モツのトマト煮、カモロースのスモーク、田舎風パテ、チョコレートとオレンジのテリーヌ
スペイン、カタルーニャ地方に位置するモンサンのぶどう畑は、海抜350mほどの急斜面にあります。土壌がリコレリャということもポイントで、日当たりがよくブドウが成熟しやすい環境にあるため、リッチな味わいになります。
また、樹齢なんと100年の古木は、深く張った根から養分やミネラルを吸収。さらに、成長するにつれ、つける実の量が減少していくためひとつひとつの実に養分が凝縮されます。こうしたことから複雑で濃厚な味わいのワインとなるでしょう。
土壌は、リコレリャのほかに石灰質と花崗岩質です。石灰質ならではのエレガントさや花崗岩質ならではのなめらかな酸が特徴です。
プルーンやドライフルーツのような香りと、ほのかなジビエやスパイスのような刺激的な香りに加え、樽熟成由来のヴァニラの香りも感じます。
スタッフ松本のひとくちメモ
酸味とタンニンが10年の熟成を経てやわらかく変化して、ワインを飲み慣れていない私でも飲みやすかったです。ブラオは、IKEYAで扱っている赤ワインの中では最も熟成期間が長いワインです。そのため、酸味とタンニンと果実味が溶けあい、全体的にまろやかな感じがしました。時間と共に味わいが変化していくワインの楽しみがちょっぴり解った気がします🎵
ワインの勉強を始めて数ヶ月。まだまだ解らない事ばかりですが、ご来店いただくお客様にお店のワインの魅力を伝えられるように、勉強を続けて行きたいと思います🍷
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?