
【お知らせ】 コットンを育てる農家さんとお客様をつなぐ念願が実現。 『タンザニアオンラインツアー』を開催!
「すべての人を感じ、考えながらつくる」
これは、オーガニックコットンを使ったタオルを今治で製造するIKEUCHI ORGANICが大切にしている考えのひとつです。
なぜなら、ものづくりの根底にあるのは「人」のエネルギーだからです。
種からオーガニックコットンを育てる農家の人たち。農家さんが手摘みした綿花を糸へと変える紡績工場の人たち。その糸を使って、タオルをはじめとしたファブリックのモノづくりをする私たち。そして、私たちの商品を使用いただくお客様。
泣き笑いや喜びに満ちた人々のエネルギーに突き動かされて、私たちのモノづくりは成り立っています。創業以来、たくさんの出会いを経験してきた私たちは、関わる人すべての想いを製品に必ず込めたいと考えてきました。
そして、その想いを私たちと関わる人たちと共有すべく、タオルをつくる職人とお客様が交流するイベントを開催するなど、「人と人をつなぐ企画」を実施してきました。どういう人たちが私たちのタオルを使っているのか? どういう人たちがタオルを作っているのか? お互いの顔が見えることで、タオルへの愛着が大きく変わると信じているからです。
そんな私たちが長年実現したいと考えていたのが、オーガニックコットンを育ててくれている農家さんと、私たちの商品を愛用いただいているお客様をつなぐことでした。
私たちが使用しているオーガニックコットンは、どんな土地で、どんな人たちが、どんな想いをもって育てているのか? オーガニックコットンの紡ぎ手である農家さんの表情や声に直に触れてもらいたいと考えていたのです。
そして、ついに念願が実現しました!!
コットンヌーボー10周年を記念した『タンザニアオンラインツアー』です!
2020年11月19日(木)、Youtube生配信でこちらのイベントを開催。当日の様子は、IKEUCHI ORGANIC公式Youtubeチャンネルに公開されています!
IKEUCHI ORGANICに関わる多くの方々に、動画で、農家さんたちの実際の声や表情に触れてほしい…!
そのため、この記事では『タンザニアオンラインツアー』の見どころを簡単に紹介させてください!
ワインのように楽しむ、コットンヌーボー
違いがあってこそ、本当のオーガニック。ワインのように、年ごとのコットンの違いを楽しむタオルを届けたい。
そんな想いから2011年に誕生したのが『コットンヌーボー』です。
毎年、畑から採れるオーガニックコットンの量や品質は異なります。 収穫年・産地などをミックスし、品質を均一化させるのが当たり前のところを、 あえてその年に収穫したオーガニックコットンだけを使用し、糸をつくり、タオルとして織り上げたのが、コットンヌーボーです。
収穫されたオーガニックコットンの品質に年ごとの違いはあれど、タオルの品質に妥協はありません。 コットンヌーボーの特徴は、ふっくらとボリューム感と抜群の吸水性。包まれた時の安心感は格別で、コットンヌーボーの発売を毎年楽しみにいただいているファンの方も多くいらっしゃいます。
また、ワインのように製造された年号をプラスしたシンプルなデザインは、その年だけの特別なお祝いとして、結婚や出産などのギフトとして選ばれることも多いです。
▲コットンヌーボー2020 フェイスタオルギフトセット(ホワイト&カラー)
コットンヌーボーは、タンザニアからはじまる
2011年にはじまり、今年で10周年を迎えるコットンヌーボー。
このコットンヌーボーで使用されるオーガニックコットンは、タンザニアで全て育てられています。
タンザニアの農家の方々が種をまき、手摘みで収穫したものを、紡績工場で糸にし、シンガポール、釜山を通じて、今治にやってきます。
では、どんな人がオーガニックコットンを育てているのでしょうか?
今回の『タンザニアオンラインツアー』では、農園を管理するbioreタンザニアの責任者と、タンザニアの農家さんにも出演していただき、話を伺うことができました!
ジャスティーナさん
マルコさん
ジャスティーナさんとマルコさんには、コットンづくりのことだけでなく、タンザニアの普段の生活などについても話を聞くことができました。また、IKEUCHI ORGANICが寄付で作成した井戸が現地の生活に大いに役立っている光景を生で見ることもでき、スタッフ一同、感激です!詳しくは、是非、動画でご覧ください!
また、タンザニアの現地の様子に関しては、代表の池内とコットンヌーボーのデザインを手がける佐藤リッキーさんがタンザニアへの訪問を語った記事にも詳しくまとめていますので、こちらもどうぞ!
タンザニアの農家さんを支えるREMEI社
そして、タンザニアにおける農家さんたちのオーガニックコットン栽培の活動を支えているのが、スイスのREMEI社(リーメイ社)です。
この活動は『bioReプロジェクト』と呼ばれています。
bioReプロジェクトは、REMEI社が1980年代から行なっているもので、貧困状態にある農村の人々の自立を目的に始められた活動です。オーガニックコットンの栽培を指導するだけではなく、教育や生活に必要なインフラの整備など、農家の人達の暮らしを豊かにする様々な取り組みを行っています。
例えば、取り組みのひとつとして「教育」があります。
©️ bioRe Foundation
農家の人達の生活をどう良くしていくかに注目し続けると、行き着くところは教育になります。ただ、REMEI社では、現地の人達が自分達で解決していくチカラを身につけてほしいという思いから、学校の運営の仕方やそこで何を学ぶかは現地の人達に全て決めてもらっているそうです。
オーガニックコットンに関わる全ての人にとって価値があり、利益が生まれるサイクルを作る。それをREMEI社では「All Holder Value」と呼び、会社の価値観を表す言葉として大切にしています。
IKEUCHI ORGANICは、REMEI社のその企業姿勢に共感し、bioReコットンが世界で最もピュアなオーガニックコットンだと考え、全面的に採用しています。
そして、今回の『タンザニアオンラインツアー』では、REMEI社の共同CEOのサイモン・ホフマンさんにスイスから出演していただきました!
サイモン・ホフマンさん(左上)
サイモンさんからは、REMEI社の会社紹介や『bioReプロジェクト』の活動内容や、目指している未来について話してもらいました!
以前に、サイモンさんが来日した際にインタビューさせてもらった記事にも、REMEI社や『bioReプロジェクト』に込めている想いについて語られた内容が掲載されていますので、より詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!
また、『タンザニアオンラインツアー』では、『bioReプロジェクト』のタンザニ現地スタッフとして活動をしているチャールズさんにも話を伺うことができました!
チャールズさん
チャールズさんは、農家のみなさんがオーガニックコットンの栽培について学ぶトレーニングセンターから中継に参加。センター内をカメラで案内してくれました!
……ということで、『タンザニアオンラインツアー』の見どころをご案内させていただきました!
是非、動画で、ジャスティーナさん、マルコさん、チャールズさん。そしてスイスから参加してくれたホフマンさんの声や表情に触れていただけると嬉しいです!
代表の池内も、農家さんたちの話を直に聞き、改めて「美しいタオル」を作っていかねばならないと決意したと動画の最後に言ってますが、本当にその通りだと感じました。
「すべての人を感じ、考えながらつくる」
これからも、その想いを胸に、IKEUCHI ORGANICではものづくりに取り組んでいきます!
《本件に関するお問い合わせ先》
IKEUCHI ORGANIC株式会社 東京オフィス
担当:牟田口(むたぐち)
e-mail :web@ikeuchi.org