どうでもいい話。コンクリートの練り方
7時間現場作業。
45歳の僕の身体は休憩なしでも動けてしまう。
昔取った杵柄か?
最近はコンクリートミキサーの操作がだいぶ上手くなってきた。7時間ミキサーを操作する。0.4m3練ることができるミキサー2台で今日は30m3打設したので僕が担当した1台で40回程度練ったことになる。
特に日常生活では役に立たないし、日本では生コン屋があるからこんなミキサーで練ることはないので、結局誰の役にも立たない情報だが、せっかく身についてきたことなので、言語化しておく。
コンクリートは、セメント・水・砂・砂利・混和剤を混ぜて作る。
ミキサーにそれぞれ入れるタイミングがあるが、
水(混和剤入)、砂、セメント、砂利の順に入れる。ここの砂と砂利は水分を吸いやすいので、水の量は前日からの雨量で調整する。この水の調整も僕の仕事で朝実際に試し練りして決める。
余談だが試し練りのコンクリートで供試体を作り、後日強度テストをする。この試験機操作と記録も僕の仕事。
水を入れたミキサーに予め計量して作った箱に砂を入れ、二人がかりでミキサーに砂を入れる。ワーカーが入れやすい角度にミキサーを操作する。次にセメントを入れるが、その前にしっかり砂と水を馴染ませる。その後、セメントを入れよく馴染ませしっかりとモルタルを作る。ミキサーの内側に付いたセメントを細長いシャベルで落として、モルタルが水っぽくも粘りがある様な感じになったら砂利を入れる。砂利を入れて感覚的には1分以上寝ることが出来れば、良い感じのコンクリートに仕上がる。
今日は量が多くて7時間かかったが、普段はこの半分くらいなので、3-4時間の作業だがこれをこの2ヶ月は週3-4日やっている。土曜の夜はもうクタクタだ。それでも少し時間をかけてケアをしてあげれば、こんな生活も続けられる。もちろん、作業以外にもミーティングや書類作成などもある。
コンサルからはバケモノと呼ばれているらしいが、元々素人とバカにされていた事を考えると、少しは役目を果たせる様になったか。
来週もまたおじさんはコンクリートを寝るので、身体のケアをする事にしよう。