Try and error

今の現場では色々な国の人が集まって仕事をしている。それぞれ違う会社に所属しているし、役割も違うのだが、目標は一つなのでそれに向かってそれぞれ仕事をしている。とは言え、アプローチの仕方や仕事の進め方はみんな違うので、それによる摩擦はどうしても起こる。特に土木、建築業界の皆さんは専門性が高いし、それぞれの仕事に誇りとプライドを持ってやっている人が多いので、自分と違う意見で進めてくれというと、露骨に嫌な顔をされる。それだけなら良いのだが、作業自体話して合意を取った方法を取っていないなんてこともよくある。それは個人的な部分もあるだろうし、それぞれの会社から要求されていることをこなさなければならないという理由から来るものかもしれない。そういったことを含めて、マネジメント側はそれぞれの言い分を聞きつつ最適な方法で進めなければならない。これがなかなか厄介な事が多い。もちろんマネジメントも一人でやっているわけではないので、サブコンのマネージャーと協力して、何となく分担しながら仕事をしている。
彼はアジアでもトップの大学を出ている秀才で、プロジェクトマネジメント経験もたくさんあるので非常に頼もしい。

今日も小さないざこざや、思い通りに作業が進まない事、ワーカーの個人的な問題など頭を抱える事がたくさん起きた。それでも、何とか作業が進む様に、押したり引いたり角度を変えてみたり、色々な方法で試してみる。とりあえず試してみてダメなら別の手でまた試す、別の人から話してみるなど、何が正解かなんて考えてもわからないことにチャレンジするのだ。エジソンだったかが言っていた、失敗なんてない。ただできない方法を見つけただけって精神で、Try and errorを繰り返すだけだ。

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