不便さの意味

ここ1ヶ月以上、Ebeyeにはまともな雨が降っていない。先月の月の降水量は20mmくらいだった。その影響か、昨日アパートの水道から水が出ることはなかった。こんなことはしょっちゅうあるので、6Lのペットボトルに水を溜めて何本かストックしている。とは言え、仕事を終えて帰った時にシャワーを浴びれないのは流石にキツい。料理も最小限の水で賄う。

日本に暮らしているとこんなことはほとんどないので、こんな不便を感じることはほとんどない。でもいつ災害が起こるか分からないから、こう言う生活に慣れておくのも必要なのかも知れない。

Ebeyeは家に水道が引かれていない家も多く、雨水を溜めたり、島にある海水淡水化施設に水を汲みに行く人も多い。小さな子どもも、4-6Lのペットポトルを持って水を汲んでいる姿をよく見る。

人間は不便な事を克服して生活を便利に快適にして来た。それ自体は素晴らしい進化だと思うが、人間自体がそれに伴って退化している部分もあると思う。だからちょっとくらい不便な生活をして動物としての機能を鍛えているんだと言い聞かせて、今日も水シャワーを浴びるのだ。

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