不便さからの学び
もう3月も半ばになるというのに、今年に入りEbeyeにはまとまった雨が降っていない。2ヶ月半の雨量は40mmくらいしかないと思う。世界一の人口密度のこの島は水道が家に引かれていない家も多く、雨水をタンクに溜めたり、島に1箇所ある海水淡水化装置に水を汲みに行く人を島中で見かける。僕が住んでいるアパートは水道が引かれているが、昨日からずっと断水だ。トイレの水は海水が引かれているが、こちらも2,3日前から止まっている。断水になることはしょっちゅうなので常時6Lのペットボトルに水を溜めているのだが、トイレの水も止まると生活が一気に不便になる。
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昨日はシャワーを浴びずに寝て、今朝はなけなしの水で顔を洗った。昨日はコンクリート打設もあり当然汗を大量にかき、身体もベタベタで気持ち悪いが、垢で死ぬことはないので1日くらいはシャワーも我慢できる。とは言え、今日はシャワーを浴びたいところだったが、やはり水が出ないので水汲みに行った。淡水化施設には蛇口がついていて誰でも無料で水が貰える。夕方はみんな水汲みに来ていて混雑してる。並んでいたら青Tシャツの少年が自分たちのボトルの前に僕のボトルを取り水を入れてくれた。Kommol tata:)
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最近は停電も頻発していて、今朝もエアコンが止まっていて暑くて起きた。世界にはもっと不便なところがあるだろうが、ここの生活もなかなか厳しい。アフリカ含め世界中回っている方の話だと世界でもここの生活はworstレベルとのこと。
トータルすると2年半以上この島で暮らしているが、初めてきた頃よりはだいぶ便利になったとは言え、電気・水といったライフラインが不安定な生活は本当に不便だ。
日本に一時帰国する度に、日本の家の快適さに感動する。普通に生活していたら当たり前になっていてこんなことも感じないだろうけど、当たり前ほど有難いことはないのである。