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お茶と日本と木🌳かさやん
お久しぶりです。金曜担当のかさやんです。
最近、私の中で『木のブーム🌳』が巻き起こっていて先日MOA美術館に行ったときに気になったものがありました。
それは、
『香木』木のお香です。
と、言っても展示していたのは、茶室や茶室で使用する道具だったのですが、その中に小さな香合があり展示案内に香木の場合は風炉を使用していたと記載がありました。やはり日本では、昔から木そのものの香りが楽しまれていたんだ!うわぁ気になる!という出会いでした。
そんな出会いがあり、ちょっと調べてみました。
香木・・・まさに木ですね。
私が美術館で見た展示は千利休の時代、茶道や香道の文化が発展した室町時代の作品が多くありましたが、香木との出会いは今から1400年代まで遡るそうです。
日本最古の本、日本書紀にこんなエピソードが載っています。
推古天皇の三年夏四月、沈水(香)淡路島に漂ひ着けり。其大き一囲、島人沈水を知らず、薪に交て竈に焼く、其煙気遠く薫る、則異なりとして献る。
(日本書紀)
「香木の価値を知らない島人が拾って、薪と一緒に燃やしたところ大変良い香りがしたので、宮廷に献上した」(現代語訳)
日常の一部からふいに現れた出会いだったことがわかります。それだけ香りも心を動かす魅力のある木が日本にはたくさんあるからこそこれだけ戦国武将の心を癒したり、文化として発展してきたのだなと思いました。
お茶の世界、仏教においても必須な香道。なんとも奥が深い。新しい趣味が見つかりそうです。
▷▷▷追記
MOA美術館の中にある庭園でとても良きな『梁』に出会いました。
MOA美術館は展示作品も庭園の中の自然や建物も落ち着く場所でおススメです🍵(最後にご紹介)
表も裏も牛を立体的に表現してるのがツボだった作品。今の時代でも人気そうです。