日曜討論 泉ケンタが新型コロナ対策等を提言
10月10日(日) 朝9:00 NHK「日曜討論」
テーマ「与野党論戦 政策責任者に問う」
泉ケンタは10月10日のNHK日曜討論に出演。特に、新型コロナ対策について、下記のように発言をしました。
所信表明について
Q:岸田首相の所信表明はどう感じたか?
泉ケンタ:
「新しい資本主義」「新自由主義からの脱却」について問いたい。中身がわからないまま言葉だけが出ている。総裁選で訴えた健康危機管理庁や金融所得課税にも触れられなかった。今後は国会で具体的に3点を聞きたい。
1、 プライマリーバランスは凍結するのか
2、 核兵器不拡散条約へのオブザーバー参加をするか
3、赤城夫人の手紙について誠実に第三者委員会を設置すべき
衆議院解散
Q:「衆院解散14日、投開票31日」はどうとらえるか?
泉ケンタ:
岸田内閣の実像がわからないまま総選挙になる。各大臣がどういう考えを持っているのか、わからないまま選挙になる。国民への説明責任を果たしたとは言えない。予算委員会はきちんと開くべきだし、コロナ対策は短い会期でもできることはあるはずだが残念だ。
コロナ再拡大への対策
Q:新型コロナ再拡大への備えは?
泉ケンタ:
専門家もなぜ新規感染が下がっているかわかっていない状態。与党は水際対策、出入国の規制を緩くしているが、我が党は10日間の宿泊施設待機を訴えてきた。最悪の危機を想定して空港周辺の待機施設をふやしてほしい。
中等症以上は全員入院させるということを共通の目標と合意をして取り組んでもらいたい。
保健所、医療機関では長期間労働で離職が相次いでいる深刻で、過労死にも繋がる問題。
地方創生臨時交付金を積み増しして、増員をはかり残業時間を80時間以内にすべき。
行動制限の緩和
Q:行動制限緩和の課題は?
泉ケンタ:
ワクチンパスポートは相手国が求める場合はしょうがないが、アレルギーなどでワクチン接種を受けたくても受けられない人もいるので極めて慎重に運用すべき。差別禁止条例もできている自治体もあるが、国が考え方や指針を示せていない。
暮らし、雇用、経済
Q:コロナ下における暮らしや雇用、必要な経済支援は?
泉ケンタ:
政府は対策が非常に遅い。岸田さんが政調会長のときに我々が散々、持続化給付金を訴えてきたのを蹴り続けていたのに、総裁選で持続化給付金を公約に訴えたときには本当にびっくりした。
立憲民主党は持続化給付金の再給付法案、困窮者への給付金法案、保育の従事者への処遇改善法案を提案しているので、明日から協議しませんか?今国会でも我々は修正に応じますので、これを実現しましょう!
ホテルや旅館は、融資枠を借り切って返済ができずに困ったりしている。事業者への無利子無担保融資については、今年はコロナから脱却しているはずということで実施されているので、リスケジュールをぜひやらないといけない。
財源
Q:財源は?
泉ケンタ:
今は非常時なのでしっかり財政出動して国民経済を回復させていかないといけないので、国債を発行していくことが間違い無く必要になる。将来的には財政をバランスしていくことは必要だが、今は国民にお金を回していくことが大切で所得税減税(年収1000万円程度以下)、消費税の時限的な5%減税を訴えていて、それには財源も必要なので国債をしっかり出して対応する。所得税、金融所得課税は累進を高めていくことで財源を調達したい。
新しい資本主義
Q:「新しい資本主義」は
泉ケンタ:
岸田さんは「新自由主義を排して」と言ったが、本当なのか明確に高市さんに聞きたい。
「成長しなければ分配できない」のではない。日本はずっと低成長が続いている一方で企業セクターや富裕層にお金が溜まっている。それを分配しなければならない。
日本経済がうまくいかなかった理由は「分配」が足りなかったのだから、これからの勝負は分配の具体策、具体的メニューで各党と論戦をしていきたい。