樋口くみ子『不登校後を生きる』
不登校を経験し、その後どうやって生きていくのかという点に主眼が置かれた本です。悲観的になりがちなテーマではありますが、通信制高校や高卒認定試験、各種資格の取得など著者や寄稿者の体験に基づくアドバイスが豊富です。特に各種資格の取得について前向きな論調で語られていたのが記憶に残りました。
中学校卒業後進学せずにアルバイトをすることやゲームへの熱中などについても肯定的な語り口で良い面を見てくれています。
著者も高校中退後21歳で大検(現・高卒認定試験)を受験、その後大学教授に