見出し画像

「声」は「言葉の重みと熱量」が伝わる

どうも池本です。

ものすごい寒がりなので、ウルトラヒートテック(一番あったかいやつ)を解禁しました。
その上にセーターを着て、その上にジャケット羽織ってます。
みんなも風邪を引かないようにね。

というわけで今日は『言葉の重みと熱量を大切にしたい』というお話をさせて頂きます。



「文章」の重みと熱量

これは私の文章力がないからだと思うのですが。

誰かに思いや考えを伝えようとしたとき、あとは誰かから私宛に意見を頂いた時など、テキストだと長文&挑発的な文章になってしまいます。

メールでもLINEでもそうです。
とにかく長くて、とにかくイラっとする文章を書いてしまうのです。

しかし、実のところこちらもそんなに怒っているわけでもなく。
普通に書いていたらそうなってしまうわけです。

……余談ですが、今「テキスト」と言って指しているのは、「デジタル上のテキスト」になります。

つまり「手書きの手紙」は除外されます。


  • メールやLINEだと長く、挑発的な文章になる

  • 手紙だとそんなことにはならない

この2点から推測されるに、恐らく「言葉を無駄に使わないようにしよう」という思考が働くのではないかなと思われます。

どういうことかというと……。

メールやLINEに打ち込む文章って、無尽蔵に打ち込めるじゃないですか。
かつ、ボタン1つで簡単に消せるじゃないですか。
そしてデジタルなので、そこに人間の熱量はさほど乗っからないじゃないですか。

では手紙はどうかというと、1枚の紙に書き込める文章の量って決まってるなじゃないですか。
かつ、消しゴムで消すのめんどくさいし、なんなら跡が残るし、なんならボールペンとか筆で書くと消えないじゃないですか。
そして手書きなので、人の熱量とか癖とか勢いとかも文字に反映されるじゃないですか。


……この差なのかなと考えております。
要するに、無尽蔵に生み出される言葉と、生み出せる数が限られている言葉では、「言葉の重みと熱量」が違うわけです。


「声」の重みと熱量

じゃあ「手紙」を常に書いてクライアントとかとやり取りするかって話ですよ。

しないんですよ。

そりゃ1940年代以降、戦争の技術で発展したインターネットにより、私たちは「文章」のやり取りをデジタルで行うようになったわけですから。

でもデジタルの「文章」はなかなか伝えにくい。
かといって毎日人と会い、言葉を伝えらえるかっていうとそうもいかない。

ってことで、私は電話やオンラインなどを用い、「声」で思いや考えを伝える方が好きです。


1つの話について、メールやLINEなどのデジタルの「文章」を使い数日かけて話し合うより、電話やオンラインを使い30分で「声」を交わした方が、圧倒的にスピーディに意見を交わしあえるわけです。

「文章」を考えたり打ち込む時間も無駄ですしね。


「言葉」の重みと熱量

ここからは全然関係ない話なんですけど。

そういえば昔、「百の葉」というショートフィルム用の物語を考えていたなと思いだしました。

たしかこんな感じの物語。

大人気で毎日マイク前で話しているラジオパーソナリティ・R氏がいる。それはそれは大人気で、SNSのライブ配信でも数万人規模の人が見に来る。
しかし一歩家に帰れば、真っ暗な部屋に妻と生後数か月の子ども。妻は子どもの泣き声にイラつきと疲労がたまり、家事もできず電気をつけることすら忘れている。R氏が帰ってきて電気をつけるや否や、妻は育児の中で溜まりに溜まっていた罵詈雑言をR氏に浴びさせる。そしてR氏も罵詈雑言で返す。
そんな毎日だ。

とある日、R氏は「百の葉(ひゃくのは)」という奇病にかかる。死ぬことはないのだが、口から発することができる「言葉」の数が、残り100文字になるという病だ。
もちろん仕事はできなくなる。妻と子どもとも、もう会話ができなくなる。

その時R氏は、「誰のために」「何のために」言葉を使うのか。

百の葉|作・いけもとしょう

っていうさ。
いま自分で見てもめちゃくちゃ面白そうな話だなって思いました。
 ※自画自賛です。

でもなんというか、「言葉の重みと熱量」のことを考えた時に、今日のお話しはまさにそうなのかなと思いました。

デジタルって、いつでもどこでも人とやり取りができるし、それはそれでとても素敵なことなのだけど。
無尽蔵に生み出せてしまうからこそ、どこか冷たさと希薄さを感じてしまう。

そしてそこから生み出される「言葉の重みと熱量」は、いつしか何も感じられなくなってしまう。


だからなのか、私は会って話すのが好きなのです。
たしかに毎日会って話すことはできないし、会っていられる時間は限られている。

でもだからこそ本気で喋るし、本気で聞くし、「言葉の重みと熱量」が生まれるのかなと思いました。

では。


スタジオパッチ
いけもとしょう


―――――――――――――――――――――――――
📕絵本「おばけのパッチ」無料公開ページ📕
最愛の娘へ贈る、小さなおばけの挑戦と友情の物語
―――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――
👻スタジオパッチブランドサイト👻
絵本/メタバース/アニメーションで「おばけの世界」を創る
―――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――
🌈Instagram🌈
「おばけのパッチ」や池本のことを常に発信しています
【 @ikemotodir 】で検索してね✨
―――――――――――――――――――――――――


いいなと思ったら応援しよう!