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ファンが「応援したい」と思う仕組み

どうも池本です。

ここ数日、娘が「おなか痛い」と言っており、妻が病院に連れて行ってくれて診てもらったところ、腸で炎症を起こしてるとのことです。
6月くらいから咳と鼻水が止まらず、やっと落ち着いたと思ったら蕁麻疹が発生し、そんな中先日階段から落下して、蕁麻疹が長引いてるなーと思ったら腸で炎症が起きるという。

もう病院だらけです。
心配です。

というわけで今日は『人を応援したくなる理由』みたいなお話をさせて頂きます。



ももクロのファンだった…というよりオタクだった

あれは20歳のころ。
大学の友達と居酒屋で飲んでいるときに、店内にかかってきた曲がなんだか奇抜で気になったことがありました。

ただタイトルやアーティスト名はわからなかったので、歌の1フレーズを聞き覚え、スマホにその歌詞を打ち込んで検索すると、出てきたのは『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』というトンチンカンなタイトル。

そう。
当時私が嫌いだった、「アイドル」というジャンルにあたる「ももいろクローバーZ」、通称「ももクロ」の歌でした。

そこからスマホだったか、ケーブルテレビのMVが流れ続けるチャンネルだったか忘れたが、ふとしたタイミングで『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』のMVを見るタイミングがありました。


なんじゃこりゃ。
なんか耳に残る。
てゆーかなんでアイドルなのにMVで変顔してんの?
なんで自転車に乗って宇宙空間を走ってるの?
なんでガニ股でかめはめ波撃ってるの?

よくわかんないのですが惹かれることになりました。

それまで「アイドル=AKB48=かわい子ぶりっ子で水着きて踊ってる」というイメージだったのですが、全くもって違う。
なんか【他のアイドルとは違って】変なことをしてるアイドルだなって思いました。

その後、大学の情報理工学部に所属していたこともあり、入学時にPCを買わされ(入学と同時に借金を負うことになった)、大学にもPCがズラッと並んでたので、「ももクロ」について調べる日々が始まります。

その時点でYouTubeに載っているMVはすべて見ました。
全然水着なんて来ておらず、毎回コンセプトや世界観がバラバラの歌や衣装で踊っています。

公式サイトでメンバーのプロフィールを見ました。
それぞれカラーリングからキャラクター、歌の特徴まで全然違うことが分かりました。
特に年齢を隠しておらず、自分とも世代が違いことが分かりました。

大学時代にハマっていたニコニコ動画の「ももクロ」関連動画もほとんどと言っていいほど見ました。
なんかよく分からない企画(箱の中身はなんだろなとか)や、ライブの裏側動画の切り抜きのようなものがズラッとありました。

このライブの裏側や日常の風景、企画が撮られている動画が気になった私は、ネットの海をさまよい、どっかの動画サイト(あれ見れたのは良かったのかな?)でそれらが見れることを発見し、当時上がっていたものは全部見ました。

※この時点ですでにファンというかオタク化してます。

企画もののわちゃわちゃや日常の風景、MVの撮影の裏側も確かに良かったのですが……。

私が最も心惹かれたのが、ライブや練習風景中の【汗と涙】が描かれたドキュメンタリー映像です。

メンバーは練習中やライブ終わり、マネージャーやダンスを教えている人からめちゃくちゃに怒られます。
それはそれは怒られます。

また、メンバーの脱退(当時は青色の早見あかりが抜けたばかりだった)などもあり。


「MVやライブでこんなにキラキラしていて、まぶしい笑顔をしている彼女たちが、裏で汗や涙を流し、たゆまぬ努力をしている」

このドキュメンタルなところに心惹かれました。

なにより彼女たちには明確な【目標】である、「紅白に出場する!」という旗が掲げられており。

応援しよう。
そう思いました。

ライブにも行きました。
生配信や動画も見続けました。
グッズも買いました。
DVDも買いました。
ドラマDVDも買いました。
ファンクラブにも入りました。
情報を追い続けました。
曲を聞きまくりました。
曲を聞きながらその曲の感想をいうという謎の配信をしたこともあります。

そんなことをしながら彼女たちが新しいことをすると、そして新しい曲を出すとなると「次は何だ!?」と心躍り、ワクワクし、メンバーとファンが目標に向かって共に進んでいる気がしました。


そして2012年12月31日。
彼女たちは念願の紅白歌合戦に出場しました。


実はこの次の日の2013年1月1日に、ももクロメンバーが生配信をしており、そこで「次の目標は国立競技場でライブをすること!」と発表し、応援していたのですが、この国立ライブの当選に外れ、就活なども始まり、私はファンを終えることとなりました。

しかし。
そんな私の姿を見て、末っ子の妹、母がモノノフ(ももクロファンの通称)になり、今でも応援しています。


……これがファンとかオタクという存在です。
本当はもっと書きたいことあるんだけど、今日はこれくらいで。


応援するようになった原因

ここで記事を終えていたら、ただ「池本がももクロファンになってオタクになってハッピーだった話」になってしまうので、ちゃんとした話に繋げますよ。

……で、なんですけども。

自分がなぜこんなにも「彼女たちを応援するようになったのか」、「ファンになったのか」、「オタクになり情報を追い続けたのか」。
この原因について考えてみた結果、大きく3つの要素があったなと思いました。

【他と違う】
【汗と涙】
【目標】

これらがかなり大きかったなと思います。

他とは違い、明確な目標に向かって汗と涙を流しながらたゆまぬ努力をする姿。

この「普遍的に人を惹きつける」ことこそが、ファンやオタクになり応援するようになる原因なのではないかと考えています。


クリエイティブで「ファン」創り

今となってはどんな活動をするにも、事業をするにも、もちろんアイドルとして活動するにも、「ファン」の存在は欠かせないものとなっています。

私自身も、自分で絵本を描き、自分が生み出したキャラクターをどうやって人に好きになってもらい、ファンになってもらうかとか。
自分自身をどうやって応援してもらうか、みたいなことはひたすらに考え、学び、実験し、ブランディングしています。

もちろん結果がでることもあれば、失敗に終わることもあります。
でも成功するまで続ければいいだけなので、脳みそをフル回転させて、自分のファンを創ろうとしていました。


ただここで、最近思ったのです。

「周りの人もファンや応援してくれる人が必要なのでは?」

どうやら自分自身や、自分が生み出した「おばけのパッチ」というキャラクターのために考え、学び、実験してきたこと、その中で学んだ成功と失敗、さらに自分の経験というのは。

同じく「応援してくれるファンがほしい人」にとって、あったら嬉しいものなんじゃないかって思うようになりました。


そして幸いにも私は映像ディレクターとして、映像の制作・撮影・編集ができる。
ドキュメンタリーは好きだし、人に寄り添った映像を創った経験もあるし、インタビュー能力もあるので【汗と涙】は映像で描ける。

「おばけのパッチ」の世界を創っていくうえで、コンセプト創りや目標設定、目標に至るための手段選びなどのブランディングも学び、実践している。
だからこそ【他とは違う】姿をどう見せるかを考えることができる。

それらをまじえながら【目標】に向かう姿を描くことができる。


知ってる。
できる。
やれる。

だからやる。

ただ映像制作の仕事を受けて、淡々と創るだけより、人の情熱に寄り添ったコンテンツを創っていく。
私がやりたかった仕事はこういうことなのかもなって思いました。

では。


スタジオパッチ
いけもとしょう


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✨YouTube動画✨
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#75 「お金」という概念を「おばけの街」から無くすことにしました

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絵本/メタバース/アニメーションで「おばけの世界」を創る
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