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友だちを連れてワイン旅

先日、友人に紹介され、日本人女性と知り合いました。

友だちの友だちは、一気に距離を縮めるられますね。
「またぜひ会いましょう!」と言われて、
ハイ!喜んで!という気持ちになれる人でした。

東京出身で、バカンスのためにイタリアに来ているんだとか。

夏の終わりに帰るというので、次の休日を一緒に過ごす提案をしました。

ワインが好きという彼女のために、
近くのワイン産地「ボルゲリ」という街を訪ねることに。

行く場所や食事するお店など目星をつけて出発!

まずは、ボルゲリと言えばという道を進みます。


糸杉が並ぶ一本道。
この先に目的地がありますが、その前に寄り道。

ワイン好きの彼女は、有名ワイナリーの門構えを見たいというのです。

Ornellaia: オルネッライア

予約なしでは入れないようですが、彼女は表で何枚も写真を撮っていました。
これだけで嬉しかったようです。


次は、たまたま入りやすそうな販売店へ。

手頃なものから、一本数万円のものまで幅広く手掛けています。
新しく、ボトルデザインもシンプルで好印象でした。

地質の紹介



そしてさらに道を進んでいくと分岐点に。

「ねぇ、右行く?左行く?」

「右かな!」

今度は、ブドウ畑やオリーブの木が並ぶ畑を横目に、
ワイナリーのような看板が…

「入ってみようか!?」
「うん!」

と、急にハンドルを切って畑の中に入っていく…

「へぇ〜、ブドウは下の方で実ってるんだ〜」
「あっ、ほんとだ!なんだか可愛いねぇ」

そしてたどり着いたのはこんな場所。

建物も芝生も手入れされて心地いい空間です。

木々に近づき、ブドウを見てみる。

下の方にちょこんと実っているのが、なんとも愛らしい。
こんな列がいくつも連なっています。住所のように番号で管理していました。

ではさっそく建物の中へ。

まだ新しい企業なのか、見たことのない新しいデザイン。
まるでファンタジーの世界です。

友だちは気になる赤ワインを試飲することに。

ボトルを開けた瞬間、
豊かな香りが広がりました。

お酒に弱く飲めない私でも、香りだけで生唾を飲み込む。

これは絶対美味しい!と期待高まる。



味はというと…

それはそれは、香り高く高貴な味がしたとか。

(このあと友だちは、何度このワインが良かったと褒めたことか)

まもなく帰国のために、購入は断念。
来年また訪れることでしょう。

グラスの隣には、オリーブオイルの試食も。

私はこちらに飛びつきました。

新鮮なピリピリ感と主張する香りがたまらない。

パンの美味しさも相まって、すぐに完食。
いいもの見つけました!


適当に道を選んでたどり着いた場所で、
思わぬ素晴らしい出会いに心躍りました。


この後もしばらくワイナリーを横目にドライブ。

ついに、ボルゲリの中心地へ繰り出します。

集落は小さく、歩いて10分もかからないくらい。
ここにレストランやお土産屋などが密集しています。

ワインの木箱を使ったレストランのテーブル


中には有名なフレグランスのお店も。
好きな香りを探しました。


そして、いよいよ昼食です。

お店の雰囲気とメニューを見てここに決めました。

ENOTECA TOGNONI

ワイン好きの彼女は興奮していました。

店内の雰囲気も良く、美味しそうな予感が止まりません。

料理は二人で分けました。

前菜盛り合わせ
猪肉のパパルデッレ
キアニーナ肉のステーキ

どれも悶絶するくらい絶品!
友人は赤ワインを注文。料理よりも高いワインを飲んでいました!
(さすが、大人ー!このために働いているんだ!かっこいい女性です)

私が気に入った点は、料理を半人前ずつに分けてくれたことです。
手間のかかる作業に、嫌がられる注文ですが、
どれも愛情を感じられる盛り付けです。

丁寧なサービスはお値段以上の価値がありますね。

さすがにドルチェを入れる余白はありませんでした。


友人は、上等なワインを飲んで、買いたい欲が出てきていました。

専門店をいくつか覗きました。

私には縁のない大人な空間。
試飲しながら違いを楽しむだなんて、やってみたいもんです。
酔わない薬とかないですかねぇ〜

コレクションしたくなる気持ちも分かります。

木箱に入った、年代物で一本何十万円のワインもありました。
周りには観光客ばかり。こんな人たちが買うんでしょうね。

友人はまたそれはいい値段のものを買っていました。
趣味に費やせる大人になりたいものです。


お腹も気持ちも満たされたところで、続いて来たのは海ー!

朝は曇りがちでちょうど良かったのですが、
午後から晴れと強風でした。

この風がちょうどいい。
ゆっくり休憩するつもりが、女子は話が止まりません。

あのワインが美味しかっただの、次はどこに行こう、
仕事にできないかな、なんて好奇心が止まらない。

潮風はストレスを和らげますね。
ただ砂浜にいるだけで落ち着きました。


夕飯を食べるほど消化していなかったので、
今度はヨットハーバーでアペリティーヴォをしました。

美しい景色とフルーツカクテルにより、疲れた体は癒されました。

まだ知り合って1週間と短いのに、さらに意気投合したワイン旅。

夫はだけではない、自分を満たす充実した一日になりました。



続編はこちら

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