「猫が亡くなった時の心構え」を偉そうに語る。
お久しブリーフ、ワイです。
あけましておめでとうございます。
ずいぶんnoteをサボっちまってましたがその間に色んなことがあったので
ぼちぼち書いていきます。
2024年、始まっていきなり不穏なニュースがいくつも流れてきている。
そんなただでさえ塞いでしまうな出来事が多い中、私の仲良しのフォロワーさんの愛猫が相次いで亡くなってしまっている。
この時期って寒さで高齢の猫ちゃんが弱って亡くなることが多いんだよね。。。
是非私が過去に書いた寒さ対策のnoteも読んでほしい。
今日はズバリ「猫が亡くなった時の心構え」を偉そうに書いてみようと思う。
初めに言っておくが、私はへちましか猫を看取っていないので、
何匹も愛猫の看取りを経験してきた人にとってはだいぶ生ぬるいふざけたことを言っているかもしれないがそこは許してほしい。
また、実際に猫を亡くした自分だけでなく、周りに猫を亡くした人がいる場合の
ためにも読んでおいてほしい。
1)まずは現実を受け入れる
まず現実を受け止めよう。
ひどい言い方かもしれんが死んでしまったものはどんなに泣いても叫んでも
どうにもならない。
目の前にいる無言の愛猫を、今どうにかしてあげなければいけないのは紛れもなく自分だ。
誰もやってくれない。
まず、「死んじゃったものは死んじゃったもの」と受け入れ、行動しよう。
2)早めに葬儀屋さんに連絡。必要な処置を。
残酷かもしれないがうだうだしている間に腐敗は進んでしまう。
大事な愛猫を腐らせないためにも、早めに葬儀屋さんにお願いしよう。
葬儀屋さんはプロ。
来てくれる間にどのような状態で保存してあげるべきか、一緒に焼いてもらえるものは何かなどを教えてくれるので、必要に応じて買い出しなどもしに行かなければならない。
そんな時は遠慮なく友達や家族、知人が近くにいたら頼んでしまおう。
私はへちまと離れる時間が惜しすぎて、お花などは身内に買ってきてもらいました・・
私の経験上、葬儀屋さんへの引き渡しが遅くなればなるだけ別れが辛くなるのでなるべく早めに荼毘に付してもらうことをお勧めする。
だって体が目の前にあったら「起き上がるんじゃないか」って期待しちゃうじゃん。
でもどんなに呼んでも起きないから悲しくなるんだよ。そこにいる間ずーっと。
だから早めにお骨にしてもらうとウジウジしなくて済む。
そりゃ、お別れしたくないなんて当たり前だよ!
3)葬儀屋さんが来るまでの間、存分に思いを伝えるべし。
葬儀屋さんが愛猫を引き取りに来るまでの間が、愛猫と一緒に過ごせる最後の時間。
時期によっては抱っこはむずかしいかもしれないが、できるなら抱っこしながら頭を撫でて、自分がどんなにその子を愛していたか、大切だったかと、感謝の気持ちを語りかけよう。
泣いたっていいよ。それに思い出も話そう。
あの時こんなことあったね、楽しかったね、おいしかったねなどなど。
ネガティブなことは考えれば考えるほどドツボにハマるので、「ごめんね」より「ありがとう」を伝えよう。
ごはんもいつも通りに用意してあげるといいよ。
手紙を書いてあげるのもいいね。
4)形に遺るものを拝借しよう
あんなにセーターにくっついたらげっそりしながらコロコロで取っていた毛も、
お気に入りの家具でガリガリされて冷や汗かいた爪も、拾ったらちょっとうれしかったひげも、
葬儀屋さんが来たらすべてなくなってしまうので、もしメモリアルグッズを
考えているなら丁寧に体をブラッシングしたり、爪を切ってあげたり、尻尾の毛やひげをちょっとだけカットさせてもらおう。
最近は遺毛を持ち歩けるお守りなんかもある。
そのへんはゆっくり考えていけばいいけど、一部を拝借するならこれがラストチャンスなので慎重に。
葬儀屋さんに愛猫を引き渡したら、次に戻ってくるのは骨になってから。
ここからは骨になった後のことを書いていく。
5)休め
よく言う「他人は自分が思ってるより自分のことなんか見てない」と言う。
私もそう思う。
だが
愛猫が亡くなったとなると話は変わる。
お前のフォロワーは想像以上にお前の愛猫が亡くなったことを悲しんでるし、それ以上にお前のことを心配している。
お前よりもお前のことを心配している。これマジやぞ。
ネットで、会ったこともないような写真や動画しか知らないひとんちの猫が
亡くなっただけで、めちゃくちゃ落ち込むし寝込むし泣きはらすし仕事も手につかなくなる。
「なぜ…私が変わってあげられないのか…」と本気で悔しがってる。
なんとかお前に慰めの言葉をかけてやりたいけど、この場は「放っておく」
のが一番いいってことも知っている。あああああなにもできない自分がもどかしい😭
って本気で思ってるからな。
その悲しみの次に襲ってくるのは「この人、大丈夫だよね?変な気起こしたりしないよね?」
ってこと。
自分のことなんか死んでもいいと思ってるのに、そこは本気で心配するからな。
何度も言うが、お前が思っている以上にお前を心配している人たちがいっぱいいる。
だから葬儀が終わったらまずは休め。
休めってのは仕事を安めじゃなくて心を休ませろってこと。
愛猫との思い出がたっぷり詰まった家で一人で寝てるより仕事に行ったほうが気がまぎれるから私は行った。
心を休ませろってのは普段食わないようまうまいもん食ってみたり(食欲なくても無理やりでも食え)
家事をサボったり(そんなん明日でいい)、買い物行ったり、普段いかない場所に行ってみたり、
ゲームしたり絵描いたりなんでもいい。
猫のことは一旦忘れろ。
大丈夫、どうせいやでも思い出すんだから。
6)体大事に、命大事に
ここで心折れて死んだりしたらあの世で愛猫には会えないので
なんでもいいから頑張って行動することね。
その際にただでさえ心に大ダメージ喰らってるんだから体調だけは崩すなってこと。
心に大けがしている時にコロナやインフルなんかにかかっちまったら
本当にしんどいから無理やりでも飯を食いなさい
白飯を食うと本当に元気になるぞ。
7)片付けなんてしなくていい
愛猫の愛用品をすぐに片づけてしまう人もいれば、なかなか片づけられない人もいる。
そういう時は無理に片づけなくていい。
掃除もしなくていい。
ただ、いつかは片づけなきゃいけなくなる時が来るのでその時にやればいい。
私は老いたへちまが少しでも快適に過ごせるようにいろんなものを用意していたので、それらを見ず知らずの人に売ったり捨てたりするのは気が乗らなかったのでそれを必要としてそうなフォロワーに声かけて「もらって」とお願いした。
キャリーバッグ、温灸器、だっこぶくろ、おもちゃ、防災セット、補助用スロープ、
ベッド、ヒーター、ごはん台、ヌルーミィ、湯たんぽ、ホットストッカー、カラー、ドライヤー…
数が多すぎて誰に何をあげたかなんて覚えてないけど、それが少しでも誰かの役に立つならね。
今は一番お気に入りだったおもちゃとへちまが食いカスをぬぐって汚れが付きまくったベッドだけ
一つ残してある。
ベッドも汚れているけど多分洗濯はしない。
捨てられないものを無理に捨てる必要はないからね。
8)お返しなんてしなくていい
もし、お悔やみのお花をいただいたら「あぁ、●●さんにお礼しなきゃ」って
思うかもしれないがそんなんしなくていい。
そんなもんがほしくてお悔やみを渡したわけじゃない。
感謝の気持ちを伝え、自分が「これからも愛猫がいなくてもちゃんと生活していけますよ」
って様子をちゃんと見せてやることが最大のお返しなんだよ。
お返しなんかより、ほかに困っている猫飼いの人がいたら全力で助けてやれ。
■後悔するよりも、一緒に過ごせたことに感謝を。
愛猫が亡くなった時、正直その亡くなり方にもよって心持ちは変わると思う。
例えば病気が進行しててもういよいよお迎えが近そうと腹を括る時間があった場合
例えばへちまみたいにピンピンしてたのに老衰で苦しむ間もなくコロッとの場合
例えばまだ亡くなるような年齢でも病気でもなく健康体だったのに、
いきなり急性の病気や事故などで飼い主がまったく予期していないまま亡くなった場合
など、実に様々。
どんな状況でも自分の命より大切な愛猫を失ったら悲しいのは同じだが、
ゆっくりと命の灯が消えかからんとするのを長い間見届けてきた人と、
昨日まで元気だった愛猫が次の日に急に亡くなってしまい不意打ちの別れを強いられる
人の悲しみは全くの別物であろうと私は思う。
だがどんな亡くなり方であろうと、自分の命より大事だった愛猫を失った悲しみは変わらない。
だから無理に忘れる必要はない。(※さっき忘れろって言ったけどあれは一時的なものね。)
泣いてもいい。というか涙出なくなるといよいよヤバいからちゃんと泣け。
ただ、後悔はあんまりしないほうがいい。猫は見てるよ。悲しむよ。
後悔するよりも、どんなに長かろうと短かろうと、愛猫と一緒に過ごせたことに感謝しよう。
あの時もっとああしてあげれば…みたいな後悔は今更考えても仕方ないんだもん、
だったら写真見て楽しかった時のことを思い出してあげようよ。
お前は愛猫のことが自分の命よりも大事だった。
だったらその愛猫亡き今、愛猫の代わりに自分の命を大事にすべし。
なぜならお前のことを心配している人はお前が想像する以上にいるからな。
■あの子に誇れる人生を歩むこと。
愛する猫を失って、まず目指すべき近い目標は、あの子を忘れることでも
悲しみに暮れることでもなく「普段通りの、でも新しい生活を普通に送ること」
であることに間違いない。
んでもって個人的には、落ち着いてきたらでいいから、あの世であの子に会った時、
自分がちゃんと誇れる人生を送ってきたんだよってことを報告できるようにしたい!と考えてほしい。
誇れる人生ってなんやねん?と思うかもだが、なんでもいいのだ。
私は、それは「幸せに生きること」だと思う。
あの子がいないと幸せになんてなれない…と思うだろうが、そうではない。
まずお前は、かわいいあの子と共に同じ人生を共に生きられただけで、
星の数ほどいる猫の中でたった一匹のあの子に巡り合えたことだけで
幸せなのだ。
そのあとはできなかったことをやればいい。
仕事を頑張るでもいい。見た目をきれいにするでもいい。
うまいものを食い歩くでもいい、行ったことのないところに行って
そうしたいろんな経験をあの子に見せて、いろんな景色を見せてあげればいいのさ。