
~続編~「青い封筒の約束」利益は出てるのに、お金がない!?
利益は出てるのに、お金がない!? 〜 続編 〜
<前回>
登場人物
📌 池松孝一郎(いけまつ こういちろう) … 税理士。冷静で論理的な説明が得意。
📌 白井税子(しらい ぜいこ) … アクセサリー作家。創造力豊かだが、お金の管理には苦戦中。
第4章 税金を払いたくない…!
税子「うぅ…池松さん、もうダメ。見て、この税額…!」
(税子は通帳を机にバン!と叩きつけ、頭を抱える)
池松「あぁ、そろそろ税金の支払い時期だからね。決算で利益が出た分、当然税金も発生するよ。」
税子「それは分かってるわよ!でも、利益が出てるのにお金がないの!そんな状況で税金を払えって言われても…。」
池松「前回話したとおり、お金が減る原因に、借入金の返済や年末に在庫になる仕入れがあったよね。」
税子「うん…。でも、税金って、結局どこから払えばいいの?このままだと、税金を払ったら手元のお金がスッカラカンになるわよ…!」
池松「だから、税金を払うための資金繰りが大切なんだ。」
税子「資金繰り…?」

第5章 税金対策は決算前に!
池松「ところで税子さん、今年の決算が終わってから税金のことを考え始めたけど、それだと対策できることが限られるんだよ。」
税子「えっ?でも、決算が終わらないと税額って分からないでしょ?」
池松「確かに正確な税額は決算後に確定する。でも、決算前に対策を考えておけば、節税の選択肢が広がるんだ。」
税子「どういうこと?」
池松「例えば、事業に必要な設備を決算前に購入することで、今年の経費として計上できる。そうすれば、利益が圧縮されて税額が減る可能性がある。」
税子「なるほど!でも、私はもう決算を過ぎちゃってるわよね…?」
池松「そうなんだよ。決算が終わった後では、もうできることが限られてしまうんだ。だから、来年からは早めに税金のことを考えるようにしよう。」

第6章 来年は定期的に税理士に会う!
税子「そうか…じゃあ、来年からはもっと早く池松さんに相談することにする!」
池松「それがベストだね。具体的には、3ヶ月ごとに税理士と打ち合わせをするのがおすすめだよ。」
税子「えっ?そんなに頻繁に会うの?」
池松「うん、なぜかというと、決算間際だと税金対策の選択肢が減るから。事前に利益の状況を把握しておけば、経費の計上や投資のタイミングをコントロールできるんだ。」
税子「確かに…今年は何も考えずに決算を迎えちゃったけど、もし事前に話してたら、もう少し良い方法があったかもしれないわね。」
池松「そうだね。それに、定期的に打ち合わせをすることで、資金繰りの予測もしやすくなるよ。そうすれば、納税資金も計画的に準備できる。」
税子「うん、それなら私も安心できるかも!よし、来年は3ヶ月に1回、池松さんと税金と資金繰りの相談をする!」
池松「いい心構えだね!じゃあ、来年のスケジュールを決めようか。」

エピローグ
税子「よし、分納や口座振替を活用して、なんとか今年の税金を払うわ!そして、来年はもっと計画的にやる!」
池松「その意気だね。定期的に相談しておけば、税金も資金繰りもスムーズにいくはずだよ。」
税子「来年は『税金を払いたくない!』じゃなくて、『賢く税金を管理できた!』って言えるように頑張る!」
📌 まとめ
✔ 税金対策は決算前にしないと選択肢が減る!
✔ 設備投資や経費の計上は決算前に計画的に行うべし!
✔ 来年は3ヶ月に1回、税理士と打ち合わせをして、早めに対策を立てる!
✔ 資金繰りの予測もしやすくなり、納税資金の準備がスムーズに!

来年の税子は、賢く税金をコントロールできるか!?
次回へ続く…(かも?)
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