自己紹介と服の遍歴④限界時短ワーママがイメコンスクール通学を決意するまで
こんにちは。
パーソナルスタイリストのサトミです🕺
私のくどい身の上話をいつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!
ただの盛大な自分語りなのに、わざわざ最後まで目を通してくださり、
「おもしろいです」
「続きが気になりすぎます」
などと感想を送ってくださる方が何人もいらっしゃるなんて…
みんな、意外と物好きだな…(黙れ)
まだ読んでないよ、という方はぜひ①から読んでみてください!
それでは本文に入りまーす!
イメコンを受ける
前回の投稿で書いた通り、育休中にイメコンを受けようと思い立つ。
今思えば安物買いの銭失いでしかないが、変にケチって、診断だけをしてくれるオンラインのサービスに申し込んだ。
顔や身体の写真を撮って送ると、
顔タイプ:エレガントとソフトエレガントの間
骨格:ウェーブ
パーソナルカラー:1st スプリング 2nd サマー
と返ってきた。ちなみに顔タイプ以外は全て誤診であったことがのちに判明する。
※あっ、オンライン診断が悪いわけではない。ただお客様側が自分で写真を撮らないといけないので撮る角度や光の加減に大きく左右されてしまう。もちろんイメコン側がきちんと撮り方を説明すればある程度は誤診を防げるとは思うけどやっぱり限界はあるかな…できれば対面診断の方がいいと思う、というのが私の見解。
「とにかく女性らしく、綺麗めな雰囲気がお似合いになります。女子アナをイメージしてもらえるとわかりやすいです。服は無地が似合います。」みたいな一言アドバイスつき。
(たぶんソフエレの人へのテンプレ)
なるほどー!!だからカジュアルが苦手なんだ!!大転子気になるしやっぱりウェーブだった!!
と思って、その時はめちゃくちゃ満足した。
でもふと我に返る。
あれ、じゃあ私が子供と外で遊ぶ時は何着たらいいの?オーバーサイズの服は着ちゃいけないのかな?ロングコート好きだったけど、似合わないってこと?
そんな疑問が沸々と湧いてきたが、質問は追加料金制だったので、またケチを発動させて何も聞かなかった。
この頃の私は、無形のアドバイスにお金を払う価値を見出せていなかったんだなぁと思う。
そのせいでその後たくさん失敗して余計にお金を無駄にすることになるのにね🥲
なので、これを読んでいる方で診断を受けようか迷っている方は、どうか、きちんとアドバイスをくれるイメコンさんのところに行ってほしい…
これを機に、
「私はシンプル綺麗めしか似合わない」
「カジュアルは似合わない」
「柄物や強い色は顔が負ける」
「オーバーサイズやロング丈は着られて見える」
などといった思い込みをより一層強めて、金子麻貴教にますます傾倒していくことになる。アーメン
復職
夫は私の写真を撮らないので、私が息子と自撮りしてる写真しか残っていない。唯一息子1歳のバースデーフォトを家で必死こいて撮影した時の写真だけ自撮りじゃないかも。
(これも広義的には自撮りか)
友達と会うともちろんみんな撮ってくれるけど、この頃は息子も体調を崩しやすかったし、まだまだコロナが猛威を振るっていたのでそんな機会もなかった。
なので服がわかる写真がこれしかない。すみません…クレームは夫までお願いします…
保育園激戦地域に住んでいたので、「0歳4月入園以外は不可能だと思ってください」というとても心温まるお言葉を市役所の方からいただき、泣く泣くその通りに保活をしていた。
ちなみに夫婦ともに正社員、フルタイムの一番点が高いと言われているタイプでした。世知辛い。
なんとか保育園が決まって、産後7ヶ月で復職することに。まだまだ授乳をしていたのと、割と頻繁に夜泣きする系ボーイだったので夜も3〜4回起きて授乳してから出勤する日々。
司法業界って多分ありとあらゆる業界の中でも最もDX化が遅れているので(私の知る限り)、
当たり前のようにFAXフル活用だし郵便物は山のように事務所に届くので、もうこの頃は在宅勤務より出社する日数の方が多かった。
夜中は授乳して、朝着替えさせて食べさせて自分も支度して、保育園に送って行って、1時間かけて通勤して、昼休みにお手洗いでこっそり搾乳して(忙しくて搾乳忘れちゃったらそれはもう色んな意味で地獄)みんなに謝りながら先に帰ってお迎えに行って、ご飯お風呂寝かしつけ家事…(たまに寝落ち)また夜中の授乳。
世の中のワーママたちはこれをみんな乗り越えてるんだ、っていうのは百も承知だったけど、私にとっては普通にめちゃくちゃつらかった。
非SDGs。非持続可能な生活。
仕事にやり甲斐があったらそれでも幸せなのかもしれないけど、
本当に申し訳ないことに、仕事自体のモチベーションは皆無だった。お金がもらえるからやってます、っていうだけ。
なんの専門性もいらないアシスタント職で、弁護士の皆さまのお世話をする日々。
デスクが乱れてたら片付けてあげたり、手土産を手配したり、会食のお店を探したり。
それも素晴らしいお仕事だとはもちろん思っていたけど、私以外の誰がやってもいい仕事だよなーっていう考えが頭から離れなかった。
息子にとって母親は私しかいないのに、私はその息子を預けてまで、この仕事をする意味ってあるのかな?ってめちゃくちゃ悩み始めます。
でも他にしたいこともなかったしスキルもない。
それに、せっかく掴んだ「残業なし出張なし転勤なし安定企業正社員丸の内OL」の座。(長いねん)
※私のいた法律事務所は法人化していました
私はとにかく安定志向が強くて、新卒の時にもやりたいことより待遇面で就活をしていた。
アルバイトだって、服が好きならアパレルにすればいいのに、賄い付き、寮から近い、という条件で中華料理店に決めた。
(それはそれで楽しかったし美味しかったしめちゃくちゃお世話になったから後悔はしていない)
ずっとそうやって生きてきたので、どうやったらそうじゃない選択肢を選べるのかわからなかった。
毎日を乗り越えるのに必死で新しく動き出す元気なんて残っていなかったけど、モヤモヤに目を背けながらとにかく仕事家事育児をこなしていた。
……あ、服??そうね服の話忘れてました。😆
服に関しては、元々経験値的にシンプル綺麗めが似合うってわかっていたので、診断を受けても着るものが大きく変わることはありませんでした。
でも、診断名がついたことにより
正式にカジュアルが似合わない
正式にハイウエストにしないといけない
正式に明るい色しか似合わない
(もはやこれは間違いなんですがw)
そういう、“お墨付き”をもらったことで、以前は麻貴さんの真似をして着ていた綺麗めカジュアルさえ、遠ざけるようになってしまった。
公園にもローヒールのパンプスとか履いて行ってたり、極寒なのにショート丈の薄手アウターにスキニーパンツみたいな格好で出かけてた。
オフィスでは、ユニクロの薄手のセーター(パステルカラー)に絶対華奢なネックレスをつけて、ZARAのネイビーか白のハイウエストパンツ。足元は黒のパンプスかローファー
「シンプル」「綺麗め」を死守した毎日同じスタイル。もはや制服。
…これが正解なんだ、
これが「おしゃれの最適解」なんだ、
と自分に言い聞かせていたけど
これっておしゃれですか?心からファッションを楽しめている状態、でしょうか?
客観的に見たらただただ「イメコンに縛られている」
だけなのですが、当時はそれに気がつけませんでした。
病気になる
ある日口内炎が大量にできたと思ったら、顔面の麻痺、口角炎、39℃の高熱、不正出血などありとあらゆる不調が一気に押し寄せる。
内科を受診しても原因も病名もわからず、出される薬も全く効かない。
口内炎は喉にまで広がり、痛くて何も飲み込めない。我慢して歯磨きをしたら口が血だらけ。
藁にもすがる思いで皮膚科を受診したら、聞いたことのない病名を言われる。
100万人に1〜10人の割合で発症するらしい、指定難病に入っている病気でした。
とりあえず病院を出て帰り道に病名でググると
「効果的な治療方法未確立」
「原則として入院治療」
「死亡率は約3%」
「後遺症として失明、粘膜の瘢痕化」
「多臓器不全、敗血症などを合併する場合がある」
……
……え、私普通に病院から歩いて帰って大丈夫そ???って思ったのを覚えてる笑
本当に幸運なことにかなり早期発見だったようで、結果的にはステロイドの点滴と服薬で、入院せずにメキメキと回復することができた。
結局すぐ治ったやん〜
病名でめちゃくちゃ驚かしてくるやん〜
大したことないのにビビり倒してもうたやん〜笑
と思ったりもしたけど、
もしあの時皮膚科に行かなかったら?もし皮膚科の先生にも見落とされていたら?
ずっと後遺症に苦しんだかもしれない。入院して、まだ赤ちゃんの息子と離れ離れになっていたかもしれない。なんならもうこの世にはいないかも
超絶ベタな展開でほんっとうに面白くないんですが(?)、ありがたいことに今まで健康だけが取り柄でやらせてもらっておりましたので
(高校は皆勤賞だった。両親に感謝)
自分の人生が病に脅かされるとか、急に死んでしまうかもみたいな意識がめちゃくちゃ希薄でした。
でも私は気がついた。
人は突然わけわからん病気になるし、なんなら突然死ぬ。この当たり前すぎるセオリーを身をもって実感したことで
やりがいのない仕事やってる時間なくない?それをウジウジ悩んでる時間もなくない?
ソフエレだから〜ウェーブだから〜お堅い社風だから〜って言い訳して、モヤモヤしながら似合う服着てる場合じゃなくない????
って思うようになったんです。
はーーーーここまでが長かったーー
読んでくださったそこのあなたもまことにお疲れ様でございました!
ちょっと一旦お茶でも飲んで、心と体を休めてください🍵
🍵 ☕️ 🍰 🍩 🧋 🫛 🦐 🦍 🐊 🪼
はい、あとちょこっとだけ続きいきますね!もう終わりますよ!
世間的な評価
条件や待遇
人からどう見られるか
そういうことばかりを優先して
自分のやりたいこと、自分の好きなことは後回しにしていた結果が当時の仕事、働き方、ファッションでした。
弁護士秘書ってなんかキラキラしてる
丸の内で正社員で働いてる私って勝ち組
新卒で入った会社は皆が知ってる老舗企業
イメコンを受けて似合う服に身を包んで垢抜けている(?)
こういう発想を一回全部捨ててみることにした。
私って何が好きなんだっけ?何にやりがいを感じるんだっけ?理想の働き方って何?
そういうところから考え直してみたら、
やっぱり服が好き、特にコーディネートを考えるのが好き、人に喜んでもらうのも好き、
なんなら自分自身がめちゃくちゃオシャレになりたい。
1日5時間くらい、週3〜4で働きたいという結論に至った。
あ、これってイメコンになると全部実現できるんじゃない?って当時の私は思ったんです。
もちろんめちゃくちゃ悩んだし夫とは何度話し合ったかわからない。
(夫が反対してたわけではなくてむしろ逆。ウジウジ悩んでる私を常に励まして背中を押してくれていた。本当に感謝しかない)
スクールの授業料は飛び出た目がしばらく戻ってこないレベルで高かったし(ごめんなさい)、
これをいつまでに回収できるんだろう…とか考えただけでクラクラしたけど、
人は思いがけないタイミングで死ぬと気づいてしまったので、思い切って学ぶことにした。
スクールで資格を取った後いきなり独立は無理だろうから、軌道に乗るまでは副業でイメコンをやろうと決めるも、働いていた法律事務所は副業禁止。
そうでなくても、ワーママが私1人しかいなくて色々環境が整っていなかった部分があったり
逆に私だけが配慮されすぎて引け目を感じることが多かったので、これ以上長く働くことは難しいと判断し、転職することに。
運良くITベンチャーに拾ってもらえて退職。
スクールに入ってからどうなったかは次回書きます!
これ、いつ最終回が来るのか自分でもわかりません。
ここまで読んでくださりありがとうございました!